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印光法师文钞

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群書治要三六〇(4-187)

…下的志向、治國的謀略,都取決於帝王,然後百姓就知道哪些應當保持,哪些應當避免。 【日本語訳】卿相の位は世襲制ではなく、徳のある賢者のみがその位につくことができます。国には変わらぬ太平などないので、智者による政事が必要です。智者は一時の志で動かず、国を治める者も一時の謀略で治めているわけではありません。国を治めて天下を太平にするための志も謀略も、最終的に決めるのは帝王です。それから民は何を保持するか、何を避けるのかが分かるようになるのです。 >> 群書治要三六〇 #為政 #務本

群書治要三六〇(4-186)

186.如地如天,何私何親?如月如日,維君之節。(卷三十二 管子・牧民) 【白話】像天覆地載一樣寬廣能容,哪有什麼私什麼親?像月像日一樣光照萬物,無所偏袒,這才是君主治國的準則。 【日本語訳】天や地のように何をも受け入れ広さでいられれば、私事も親密さも大したことがないでしょう。月や日のように万物を照らし、何をも贔屓しないことこそ、君主が国を治めるための準則です。 >> 群書治要三六〇 #為政 #務本

群書治要三六〇(4-185)

…望み、何か動きがあると威厳のあるようにふるまい、戦になると勝利を欲し、守りを固めたいものです。高い実力を有する者は王となって天下を取りたいし、それほどの実力がない者でも諸侯の覇者になろうと目論んでいます。しかしながら、彼らは人の心を得ようとしないのです。そのため、損傷の小さいものは戦に負けて領土の一部を取られ、損傷の大きいものは国が滅亡して自分も亡くなりました。そのため、「人の心を重視しなければなりません」とは、天下で最も大事なことです。 >> 群書治要三六〇 #為政 #務本

群書治要三六〇(4-184)

…未聽聞的。暴君之所以失去國家,危害社稷,毀滅宗廟,被天下人所滅亡,不是因為失去人心之故,也是從未聽聞的。 【日本語訳】昔の聖王が大きな名声を得て、広く褒めたたえられて、素晴らしい功績を残して後世から忘れられないのは、人の心を得たからではないなんて、そのようなことは聞いたことがありません。暴君が国を失って、世の中に危害を与えて、宗廟を取り壊した末に滅亡させられたのは、人の心を失ったからではないなんて、そのようなことも聞いたことがありません。 >> 群書治要三六〇 #為政 #務本

群書治要三六〇(4-183)

…と臣下と民が共に作るものです。権力は君主が独自に掌握するものです。君主は権力を失うと危なくなり、君主と臣下が法律を無視して私欲のままに好き放題をすると、国は動乱になります。そのために、法律を制定して、自分の本分と領分を弁えて私欲で法律を犯さなければ、国は安定します。国の権力が君主一人に集中すると、君主には威厳があります。君主からの奨励を民が信じられると、仕事に効率はあります。君主の刑罰を民が信じられると、邪なことが起こりようがありません。 >> 群書治要三六〇 #為政 #務本

群書治要三六〇(4-182)

…和諧的情況,不可冒然行動:國內上下意志不和諧,不可以出兵;軍隊內部不和諧,不可以上陣出戰;行列隊伍不和諧,不可以進軍作戰。」 【日本語訳】呉起は言いました。「古代の君主は必ず民を教化して愛護するが、民には三つの不和があり、そのような時はうかつに行動してはいけません。国全体が一丸となって調和のとれた状態でないと、出兵してはいけません。軍の中不和がある時は、戦をしてはいけません。行進する軍隊が乱れていると、軍を進めて交戦させてはいけません。」 >> 群書治要三六〇 #為政 #務本

群書治要三六〇(4-181)

…な君主が民を導く時はあまり仕事をしていないのに大きな功績を残せます。君主自身はおおらかなものなのに国は太平で治安もいいです。言葉数は少ないのに政令は徹底的に執行されます。何故なら、聖君は国を治めるための最も重要な理を守れているのです。賢人を任用し、それぞれの名と領分を正しているためです。これらのことを君主ができれば、みな国のために力を尽くしてくれて、物事も自然に成功します。賞罰を決まり通りに裁定することができれば、民も恭しさを忘れません。 >> 群書治要三六〇 #為政 #務本

群書治要三六〇(4-180)

180.治天下之要,在於正名。正名去偽,事成若化。苟能正名,天成地平。(卷三十六 尸子・發蒙) 【白話】治理天下的要務,在於端正名分。端正了名分,去除了虛偽,事情就會自然而然的成功了。如果能端正名分,那麼萬事就會安排妥當,天下太平。 【日本語訳】天下を治めるために最も重要な責務は、名と領分を正すことです。名と領分を正して虚偽を取り除ければ、物事は自然に成功します。万事はうまく運んで、天下も太平になれるのです。 >> 群書治要三六〇 #為政 #務本

群書治要三六〇(4-179)

…素晴らしい人が天下を治めるための方法とは、個人の聡明さを捨て、個人の文才を隠し、天の道に沿って物事を行うことです。個人の聡明さと弁才を捨てて、民と共に公の理に従って生きるのです。持っているものをできるだけそぎ落とせれば、貪欲さから求めるものを減らせます。外からの誘惑と心の内にある嗜好や欲求を消し去れれば、思いや憂いを減らせます。さすれば、研ぎ澄まされた感覚で物事を観察することができるし、余分なものを求めないからこそ得られるものもあります。 >> 群書治要三六〇 #為政 #務本

群書治要三六〇(4-178)

…者」は、民から争いの心を失くさせます。珍しい物や人の貪欲を引き起こすような物を見せびらかさないので、人々に盗みを働こうとする心は起きず、人々の心が乱されることもありません。聖人の統治では、天下の人々にずる賢さはなく、みな私欲がありません。ずる賢い者は徹底的に目が覚めて、悪事を働かなくなるのです。何事も自然の摂理と道徳の法則に従って、簡素な道理で複雑な問題を解決していき、必要な建設だけをしていれば、治められないものも自ずとなくなりましょう。 >> 群書治要三六〇 #為政 #務本

群書治要三六〇(4-177)

…にしません。そうであれば、私たちも仁義を行わなければなりません。」主君と疎遠だった者たちも話し合いました。「これまでは主君から疎遠にされて頼れるものがなかったが、今の主君は道義の人を抜擢するし、疎遠にしてきた者を避けません。そうであれば、私たちも仁義を行わなければなりません。」何故人々はこのように変わったのでしょうか?答えは「主君が臣下を起用する時の標準が『賢明さを尊いとする』ことだけなら、臣下たちが仕える道も『義』しかなくなるのです。」 >> 群書治要三六〇 #為政 #務本

群書治要三六〇(4-176)

…標準を明示したので、天下に賢良な人は増え、邪悪な人は消えました。天下は清らかで民も安定した生活を送れました。しかしながら、三代が衰えると、君主の行いは礼節をこだわらないようになり、自分の意のままになる人を好み、そうでない者を君主は嫌悪したのです。己の偏愛で人を露骨にかわいがるので、天下に邪な者は増えていき、己の嫌悪で人を露骨に避けるので、賢明で善良な人々は消えていきました。民は散り散りに流浪するようになり、国の存続は風前の灯になりました。 >> 群書治要三六〇 #為政 #務本

群書治要三六〇(4-175)

…任的人,可以奉為國君。 【日本語訳】天下に良い臣下がいないことは心配していませんが、良い臣下たちを任用する明君がいないことだけが心配です。天下に財貨がないことは心配していませんが、それらの財貨を分けて配られる徳のある賢人がいないことだけが心配です。そのために、時勢と責務の分かる者を長官として任用します。公正にして無私の者を国家の事務に携われるようにします。天下の時勢に詳しく、国家の経済が分かり、また人を見る目のある者は国君として迎えます。 >> 群書治要三六〇 #為政 #務本

群書治要三六〇(4-174)

…。そのため、君主が追い求めるものを臣下は手に入れようとします。君主の好物を臣下も食べてみたいと思います。君主の好きなことを臣下は実行しようとします。その過ちを隠さず、法律もみだりに変えてはいけません。さもなければ、賢者があなたを助けないでしょう。屋内で話す時は、部屋中の者に聞こえるように話すべきです。朝堂で話す時は、その場にいた全員に聞こえるように話すべきです。このように何でも公にして公開することのできる者こそ、聖明な君主と言えましょう。 >> 群書治要三六〇 #為政 #務本

群書治要三六〇(4-173)

…成也。欲王者亦然,不用帝王之器者,亦不成也。(卷三十一 鬻子) 【白話】凡做任何事情都要依循道理和方法,所以想要有所作為而不依法度行事的,就不能成功。要想統治天下也是如此,不依帝王治國之道行事的人,也是不會成功的。 【日本語訳】何事をしても理と方法に従わなければなりません。そのため、何か事業を起こそうとしていながら、法律や規律に沿って行わないと、成功できません。天下を治めるのも同じです。帝王の道に沿って物事を行わなければ、成功できません。 >> 群書治要三六〇 #為政 #務本

群書治要三六〇(4-172)

…みから解放するように、私を助けてください。私はどうすればよろしいでしょうか?」太公は言いました。「君主とはまず自身の徳行を治めるべきです。謙遜な気持ちで徳のある賢人を尊重し、民には恩恵を与えて、天意を察するのです。もし天が殷商に禍を降り注いでいないのであれば、率先して討伐の声を上げてはなりません。人事で何か禍が起きるより先に計画して事を起こしてはなりません。必ずや人に及ぼすような禍が天から下さるのを待ってから、計画して行動に移すのです。」 >> 群書治要三六〇 #為政 #務本

群書治要三六〇(4-171)

…方の長老が人々の善行を記録して皇帝に献上し、司馬によってその才能を評価してから、それぞれにふさわしい官位が与えられるが、最終的には専門の官吏が彼らの成績を考査することによって、その官職が昇進するか左遷されるかが決まります。そのため、天下の人々は修身と徳を積むという本分に立ち戻り、津々浦々では道義と徳の行いが尊いとされるようになりました。朝廷の人事も公正にして無私なので、天下は大いに栄えました。そして浮ついた邪な者はいられなくなったのです。 >> 群書治要三六〇 #為政 #務本

群書治要三六〇(3-185)

…就容易一起做壞事」,說的就是這個道理。 【日本語訳】ゆえに、昔の聖王は物事が変化する規律を洞察して、何が国家存亡の鍵になるのかが分ります。民を治める方法の鍵は、彼らに安定した生活を送らせることです。このようにすれば、たとえ天下に叛乱を企てる臣下が現れても、誰もそれに呼応して参加しないでしょう。そのために、「安定した状態にいる民は、共に仁義を実行するように導けます。危難にいる民は、共に悪事を働くようになります」とは、このことを言っています。 >> 群書治要三六〇 #為政 #務本

群書治要三六〇(3-184)

…が見えてきます。無用な器物を作らなければ、課税を減らせます。農作業の時機に邪魔をしなければ、民は豊かになれます。徳性と品行のある者を任用し、そうでない者を退けると、朝廷は威信を打ち立てます。功労のある者を抜擢し、功労のない者を降職させれば、群臣は譲り合うことの道理が分るようになります。処罰の重さを犯した罪に見合わせれば、邪な者は犯罪をやめます。奨励の多少が有能さの程度に適していれば、臣下は励まされます。これら八つのことは、治国の根本です。 >> 群書治要三六〇 #為政 #務本

群書治要三六〇(3-183)

…德州市。⑤小宰:邑宰,縣邑的長官,即縣令。⑥得人:謂得到德才兼備的人。亦謂用人得當。 【白話】從前仲弓是季氏的家臣,子游是武城的縣官,孔子尚且教誨他們要任用賢才,詢問是否用人得當。說明政事無論大小,皆以用人為根本。 【日本語訳】その昔、仲弓は季氏の家臣で、子游は武県の知事でしたが、孔子は彼らに賢才を任用するように教えました。正しい人事について、いつも人の意見を気にすることも教えました。政事の大小問わずに、ただ人事を全ての根本とするのです。 >> 群書治要三六〇 #為政 #務本

群書治要三六〇(3-182)

…こと。三、時勢に適応すること。時勢が変化しているのに、適応できないのは、自然の規律に背く災いです。民の願いに従わないのは、民意に違反する過ちです。自分の好みでことを進め、有徳の者を任用しないのは、朝廷の風習を乱す禍です。この三つのことで過ちが見えると、天の時機と人事は乱れ、人の心は不和になって情勢が逆転してしまいます。情勢が逆転してしまうと、天道と人事はすれ違ってしまいます。天道に背いて国の安泰と民の平安を求めるのは、ありえないことです。 >> 群書治要三六〇 #為政 #務本

群書治要三六〇(3-181)

…しい教育を基礎として施行すべきです。民は豊かになってから教化できて、教育の理念と内容が正しく伝わり、道義が分るようになるのです。貧困でいれば、民は善行に背いて、教学の内容も浮ついて嘘偽りを言うことを助長してしまいます。教育を受けると、是非を混同することがありません。道義が分ると、忠誠と孝行を尽すことができます。そのために、明君が国を治める方法は、民を豊かにして教学を正すという、この二つの面に心を砕いて力を注ぎ、国の太平の礎とすることです。 >> 群書治要三六〇 #為政 #務本

群書治要三六〇(3-180)

…こと。二、功労のある臣下に地位と褒美を与えること。三、徳性のある賢人を推薦し、抜擢すること。四、才能のある人を任用すること。五、善心と善行のある民間人を明察し、奨励すること。これら五つのこと全てができたら、国中の民は困ることなしに、みな豊かな生活を送れます。もしこれら五つのうちに一つでも間違って道を逸してしまうと、民は安らかに寿命を終えられません。聖明な天子が国を治める時は、必ず人倫の道(すなわち、前述した五つのこと)から始めるものです。 >> 群書治要三六〇 #為政 #務本

群書治要三六〇(3-179)

…を十分に表すためにあって、かっこつけるためではありません。そのために、父母に奉仕する時は孝道を心に、真心を込めての敬愛を最も優先にすべきです。朝廷で政治について議論する時は礼儀を忘れずに、失礼のないよう敬意を最も優先にするべきです。喪に服する時は礼節を守り、心からの哀悼を最も優先にすべきです。兵を用いる時は策略をめぐらしながら、正義を根本とします。根本が樹立してからこそ、道は順調に通行できます。根本が破壊されると、道も荒廃してしまいます。 >> 群書治要三六〇 #為政 #務本

群書治要三六〇(3-178)

…風,民眾是草。(草隨風動,所以須慎重地按聖人之道行事。) 【日本語訳】(周公の子どもの君陳に、父親の後を継いで洛邑で殷の頑民たちを監視して治めろと命令した時、成王は言いました。)「普通の人は聖人の道をまだ見ていない時は、見えないものだと思っています。ようやく見えても、それに従うことはできません。このことを肝に銘じてください!何故なら、あなたは風で、民は草のようなものです。(草は風に吹かれて動くから、慎重に聖人の道に従って行動すべきです。) >> 群書治要三六〇 #為政 #務本

群書治要三六〇(3-177)

…君主缺乏仁愛,百姓就會紛爭;君主沒有正義,百姓就會叛亂;國家沒有禮制,百姓就會混亂無序。這四項準則不確立,就是無道。無道而不滅亡,這是從未有過的。 【日本語訳】君主に徳性と品行がないと、民は恨みます。君主に仁愛がないと、民は紛争を起こします。君主に正義がないと、民は叛乱します。国に礼儀と制度がないと、民は混乱して秩序を失います。これら四つの準則が確立できていないと、すなわち無道です。無道にして滅亡しないことは、未だかつてありませんでした。 >> 群書治要三六〇 #為政 #務本

群書治要三六〇(3-176)

…禮,民眾就不敢不敬;在上位者好義,民眾就不敢不服從;在上位者好信,民眾就不敢不以誠相待。在上位的為政者若能如此,四方民眾自然就會背著他們的孩子來歸附。」 【日本語訳】孔子は言いました。「上位にいる者が礼節を好むと、民は失敬しようとしません。上位にいる者が義理を好むと、民は反抗しようとしません。上位にいる者が信用を好むと、民は不実な態度でいようとしません。上位にいる執政者がこのようにできていたら、四方の民は自然に子どもをつれて帰順します。」 >> 群書治要三六〇 #為政 #務本

群書治要三六〇(3-175)

…ちに服従することからです。それから民に平和と順服を教えられます。(人を導く者が自分の行動を模範として、)愛敬や和睦で教化すれば、民は父母に孝行をして養うことを重視するようになります。(人を導く者が自分の行動を模範として、)目上の者や先生のことを尊敬すれば、民も喜んで教化されて、その命令に従います。民は父母に孝行をするようになるだけではなく、恭順に命令に従うようにもなります。このようなやり方を天下に広められたら、できないことはありません。」 >> 群書治要三六〇 #為政 #務本

群書治要三六〇(3-174)

…弊了。所以說:「有秤錘秤桿的稱量,就無法在輕重上欺騙人。」 【日本語訳】賢明な君主が上位にいると、官員は法律を無視することができずに、官吏も私欲のために働けません。民が官吏をおだてでも利益の得られないことを知ると、財物で官吏を賄賂することもなくなります。君主が量りのように公平にして正直に人と接することができたら、邪に詐欺する者は私欲のために弊害を進めることができなくなります。ゆえに、「量りがあれば、軽重で人を騙すことはできなくなります。」 >> 群書治要三六〇 #為政 #務本

群書治要三六〇(3-173)

…ます。「呉王は剣術の達人を好むから、多くの民に傷跡ができました。楚王は柳腰を好むから、宮女の多くが餓死しました。」長安城の諺ですが、「城内の人は髷を高く結わえることを好むから、周りの田舎の者は髷を一尺もあるほど高くしました。城内の人は太い眉を好むから、田舎の者は眉を額の半分もあるほど太く書きました。城内の人が長袖を好むから、田舎の者は布を一反ほど丸ごと袖につかいました。」これらのことは冗談のように見えますが、事実を的確に言い当てています。 >> 群書治要三六〇 #為政 #務本