半懂

印光法师文钞

群書治要三六〇(3-193)

193.朝廷者,天下之楨幹(zhēn gàn)①也。公卿大夫相與循②禮恭讓,則民不爭;好仁樂施,則下不暴;上③義高節,則民興行④;寬柔和惠,則眾相愛。四者,明王之所以不嚴而成化也。何者?朝有變色之言⑤,則下有爭鬥之患。上有自專之士,則下有不讓之人;上有克勝⑥之佐,則下有傷害之心;上有好利之臣,則下有盜竊之民。此其本也。今俗吏⑦之治,皆不本禮讓,而上克暴,或忮(zhì)害⑧好陷人於罪,貪財而慕勢。故犯法者眾,姦邪不止,雖嚴刑峻法,猶不為變。此非其天性,有由然也。(後補卷二十 漢書八)

【注釈】
①楨幹:即「楨榦」,古代築牆時所用的木柱,豎在兩端的叫「楨」,豎在兩旁的叫「榦」。後用以指重要的、起決定作用的人或事物。②循:順。③上:通「尚」,尊崇,重視。④興行:因受感發起而實行。⑤變色之言:使臉色改變的話。多指為爭論是非曲直而衝動發怒時說的話。⑥克勝:妒忌刻薄而好勝。⑦俗吏:才智凡庸的官吏。⑧忮害:忌刻殘忍,嫉忌陷害。忮:嫉妒,忌恨。

【白話】
(匡衡上疏說:)朝廷,是支撐天下的梁柱。公卿大夫之間相互遵循禮節,恭敬謙讓,那麼百姓就不會互相爭鬥;大臣們愛好仁義,樂於施捨,那麼百姓就不會使用暴力;百官重視高尚的節操,那麼百姓就會因受感發起而實行;執政者寬緩和柔,溫和仁惠,那麼百姓就會相互親愛友好。以上四點,是聖明的君主之所以能夠不施行嚴刑峻法而完成教化的原因。這是為什麼呢?因為朝廷上有衝動無理的爭論言行,臣民就有爭鬥的禍患;上面有獨斷專權的人,下面就會有不謙讓的人;上面有妒忌刻薄而好勝的輔佐大臣,百姓就會有相互傷害之心;上面有貪財好利之臣,下面就會有偷盜行竊之民。這是造成社會風氣變化的根本原因。當今才智凡庸的官吏治理國家,都不根據禮敬謙讓的原則,而推崇峻刻暴虐的政策,有的殘忍嫉忌,喜好陷害他人蒙受不白之冤,貪取財利傾慕權勢,因此犯法的人很多,姦邪之行不能得到制止,即使用嚴厲的刑法,仍然不能改變這種狀況。這不是他們的天性,而是由於當政者沒有教化好。

【日本語訳】
(匡衡は上書して言いました。)朝廷とは、天下を支える棟梁です。公卿や大夫たちが互いに礼節に従って、恭しく謙虚な態度でいれば、民は相争いません。大臣たちが仁義を愛好し、施すことを楽しんでいるのであれば、民は暴力を使いません。百官が高尚な節操を重視するのではあれば、民は感化されてそのような節操を実行します。執政者が優しくて広い心を持ち、知恵と仁愛に満ちた態度でいれば、民は互いを愛し、友好な関係でいられます。これら四つのことは、聖明な君主が厳刑や厳しい法律を使わずにして、民を教化できた原因です。何故でしょうか。朝廷に衝動的で無理のある争いや言論があると、臣下や民の間に闘争の禍が起こります。上に独断的かつ専制的な者がいると、下には不遜な者がいます。上に心が狭く、嫉妬に駆られて負けず嫌いな補佐の大臣がいると、民には互いを傷つける心が生まれます。上に財利を貪欲に欲する臣下がいると、下には盗みを働く民がいます。これが社会の風習を変える根本的な原因です。今は才知の乏しい凡庸な官吏が国を治めているが、彼らは礼節や謙譲の原則に従わずに、厳しくて暴虐な政策を推奨しています。その中に残忍で嫉妬深い者もいて、彼らは他人を陥れて濡れ衣を着せ、財利を貪って権勢に傾きます。そのために、民の間では法を犯した者は非常に多く、たとえ厳刑をもってしても、邪な行為が抑止されることはなく、このような状況を変えられません。これは民たちの天性のせいではなく、執政者がよく教化しなかったためです。

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