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印光法师文钞

#教化 の検索結果:

群書治要三六〇(4-192)

…ば、たとえ貪欲な者でもそれを受取ろうとしません。そうだと知らなければ、清廉な人でも断ろうとしません。亡国の君臣が世の中から抹殺されて、天下の人々から笑い者にされたのは、みな貪欲に起因しています。冬場の団扇や夏場の毛皮のように、自分には用のないものだと分かれば、何ものも無用の塵となり埃となりましょう!よって、お湯で水が沸騰するのを止めようとしても、水はさらに沸騰してしまうだけです。問題を根源から解決する方法の分かる者は、柴を取り除くのです。 >> 群書治要三六〇 #為政 #教化

群書治要三六〇(4-191)

…真怕死,對不法之徒,我們可以抓起來殺掉,誰還敢作惡呢?(老子哀傷當時的君主不能先用道來教化百姓,而是先用嚴刑懲罰百姓。) 【日本語訳】民が死ぬことを恐れていないのならば、何故死という手段で彼らを脅す必要がありましょうか。もし教化で人々が死を恐れるようになれれば、法を守らない輩を捉まえて殺したら、誰も悪事をしないようになりましょう。(当時の君主が道で民を教化するよりも先に、まず厳罰で民を処罰しようとしたことを老子が嘆き悲しんだものでした。) >> 群書治要三六〇 #為政 #教化

群書治要三六〇(4-190)

190.古者賢王明民之德,盡民之善,故無廢德,無簡民,賞無所生,罰無所誡也。(卷三十三 司馬法) 【白話】古代賢明的君王,彰顯人民的美德,使人民的善行得以發揮,所以沒有敗壞的道德,也沒有怠惰的人民,因而獎賞無從頒發,懲罰也無從施行。 【日本語訳】古代の賢明な君主は、民の美徳と善行を明らかにして活かせます。そのため、廃退した道徳がなければ、怠けた民もいません。奨励も懲罰も使い道がなくなりました。 >> 群書治要三六〇 #為政 #教化

群書治要三六〇(4-189)

…国を安定して傾くことのない礎の上に成り立たせ、食料をいくら取っても尽きることのない倉庫に入れ、物資を使っても果てることのない蔵に貯蔵するのは大事なことです。また、水が源から出るように政令を出し、民にとって争いのない生活送らせる官員は、民に罪を犯すと死罪になる道を明示し、功労があると必ず褒美を貰える門を開きます。できないことを無理強いせず、手に入らない利益を盲目に追い求めません。持続しにくいことをせず、二度と犯してはならないことをしません。 >> 群書治要三六〇 #為政 #教化

群書治要三六〇(4-188)

…武韜) 【白話】太公說:「天下的人就像流水,阻塞它就停止,敞開它就通行,動盪它就渾濁,使它靜止就會清澈。哦!其中變化真是神妙莫測!聖人看到它的起始,就能推斷它的結果。」 【日本語訳】太公は言いました。「天下の人々は流れる水のようです。塞ぎこめば止まるし、そうでなければ流れていきます。動かすと濁るが、静止させるとまたきれいになります。ああ!なんという奇妙で計り知れない変化でしょう。聖人はその始まりを見ただけで、その結末を推断できるのです。」 >> 群書治要三六〇 #為政 #教化

群書治要三六〇(3-198)

…草,割除。芟,除草。夷,鏟平,削平。②蘊崇:積聚,堆積。蘊,積聚,蓄藏。崇,聚積。③信:同「伸」,舒展開。 【白話】治理國家的人,見到惡行,就像農夫致力於除草一樣,除掉它將它堆積起來,挖掉它的老根,不要使它再生長,那麼善行就能得到伸展。 【日本語訳】国家を治める者は悪行を見つけると、まるで農夫が除草に力を注ぐのと同じように、それを取り除くことに尽力します。その古い根元を取り除き、二度と生えないようにすることができたら、善行は発揚されます。 >> 群書治要三六〇 #為政 #教化

群書治要三六〇(3-197)

197.善人者,不善人之師也;不善人者,善人之資①也。(卷三十四 老子) 【注釈】①資:給用,資材。 【白話】善人,是不善人的老師;不善的人,是善人的資材。(聖人教化導正他們,使他們回頭向善,就可以發揮他們的作用。) 【日本語訳】善人とは、不善な者の先生です。不善な者は、善人の資材です。(聖人は彼らを教化して導くが、改めて善へ向かわせることができたら、彼らの作用を発揮させられます。) >> 群書治要三六〇 #為政 #教化

群書治要三六〇(3-196)

…人人向善)。守信的人,我信任他;不守信的人,我也信任他(這樣可使人人守信)。 【日本語訳】聖人には主観的な意見はなく、ただ民の需要と心理状態によって、最も適した方法を実行しているだけです。善良な者には、善良に接します。そうでない者にも、善良に接します。(このようにすれば、人々は善を目指すようになります)。信用を守れる者のことを、私は信用します。そうでない者のことをも、私は信用します。(このようにすれば、人々は信用を守れるようになります。) >> 群書治要三六〇 #為政 #教化

群書治要三六〇(3-195)

…道德教化普施而不滯礙。 【日本語訳】聖人を崇める原因は、聖人が民の犯した罪によって刑罰と法律を制定できるからではなく、禍を事前に防止できるからです。最も高い道徳の修養を有する者はこのように国を治めています。もし民が小さな罪を犯したら、必ずその善意を見つけ出して、その過ちを赦します。もし民が大きな罪を犯したら、必ずその原因を見つけ出して、仁徳で教化します。そのために、上下の関係は親しく乖離しません。道徳による教化も滞ることなく広められます。 >> 群書治要三六〇 #為政 #教化

群書治要三六〇(3-194)

…ました。「周の人の諺にこのような言葉があります。『深い湖の中の魚が見える者は不吉です。知恵で隠し事を予想できる者は禍に遭います。』晋国から盗賊をなくそうとお考えのであれば、優秀な賢人を選抜して任した方がいいです。そのようにすれば、朝廷では清明政治が行われ、民の間ではいい風習が広まります。人々に羞恥の心があれば、どうして盗賊なぞすることがありましょうか?」それで晋候は随会を任用して関連する政務を任せたが、多くの盗賊は秦国へ逃げていきました。 >> 群書治要三六〇 #為政 #教化

群書治要三六〇(3-193)

…を変える根本的な原因です。今は才知の乏しい凡庸な官吏が国を治めているが、彼らは礼節や謙譲の原則に従わずに、厳しくて暴虐な政策を推奨しています。その中に残忍で嫉妬深い者もいて、彼らは他人を陥れて濡れ衣を着せ、財利を貪って権勢に傾きます。そのために、民の間では法を犯した者は非常に多く、たとえ厳刑をもってしても、邪な行為が抑止されることはなく、このような状況を変えられません。これは民たちの天性のせいではなく、執政者がよく教化しなかったためです。 >> 群書治要三六〇 #為政 #教化

群書治要三六〇(3-192)

192.以身教者從,以言教者訟。(卷二十二 後漢書二) 【白話】(第五倫上疏說:)自己以身作則來教化,別人就會聽從;只用言論教育別人(自己不做),就會有爭論。 【日本語訳】(第五倫という官員は上書しました。)自分の行いをもって教化すれば、人は聞き入れて従ってくれます。しかしながら、ただ言論だけで人を教育しようとして、(自分は何もしないのであれば、)議論が起こります。 >> 群書治要三六〇 #為政 #教化

群書治要三六〇(3-191)

…民,則百姓就會和睦喜悅」,說的就是這個道理。 【日本語訳】上位にいる君主が臣下や民を教化し、臣下や民が君主に服従するのは、まるで土をろくろの上に置いて、職人の思うがままに形作られるもののようです。また、金属が型に嵌められたように、職人の思うがままに形作られるものでもあります。「仁政で民を安らげられれば、遠方の人々は帰順しにやって来ます。楽教で民を感動させられれば、民は睦まじく喜びに満ち溢れます。」古人が言っているのは、まさにこの通りです。 >> 群書治要三六〇 #為政 #教化

群書治要三六〇(3-190)

…らです。大乱の後、治めやすくなる傾向があるのは、禍に深く傷つけられて恐れる民たちが、命の保全を渇望しているからです。刑罰は多くあるのに、混乱はますます酷くなるばかりなのは、法律の網目が密すぎて逃れられないからです。人々は罰を受けないように何とか法律を守るが、廉恥の心を失ってしまいます。(法律の網に漏れがあると、すぐに犯そうとします。)教化が興した後、刑罰はあまり使われなくなりました。人々の廉恥の心が形成されて、仁義で互いを誡めるからです。 >> 群書治要三六〇 #為政 #教化

群書治要三六〇(3-189)

…使ったりしません。天は陽気を上昇させて、上から遍く万物に行き渡るようにして、一年間の農業の収穫を操りました。また、陰気を地下に隠させて、一定の時間になると、地面から出てきて陽気の補助をするようにしました。もし陰の補助がないと、陽気も独りで豊年を成就できません。王者は天の意思に従って物事を進めるから、徳性を用いて軽々しく刑罰を使ったりしません。刑罰もそれだけで天下を治められません。ちょうど陰気だけで豊年を成就することはできないのと同じです。 >> 群書治要三六〇 #為政 #教化

群書治要三六〇(3-188)

…せん。また、愚かで弱い者が恐れ戦くことはなく、賢く勇敢な者が威張って人をいじめることもありません。何故なら、みなそれぞれの本分を守られるからです。もし良い法令と制度を世の中で施行できたら、貧しくて卑しい者は豊かで尊い者を怨もうとせずに、豊かで尊い者も貧しくて卑しい者を苛めようとしません。また、愚かで弱い者は賢くて勇敢な者を出し抜こうとせずに、賢くて勇敢な者も愚かで弱い者を苛めようとしません。これこそ「法治」が「道治」におよばない所以です。 >> 群書治要三六〇 #為政 #教化

群書治要三六〇(3-187)

…,人人都能在家孝敬父母、在外遵守長幼之禮。這樣哪裡還有什麼揮霍浪費、凶暴傲慢的現象呢? 【日本語訳】『論語』は言われました。「民はもう豊かになっているのに、何をすればいいのでしょうか。孔子は答えました。彼らを教育するのです。」道徳で教化し、礼儀で規範すれば、理が分るようになった民は考えを変えて正義と善の道に従います。人々は家では父母に孝行をして、外では長幼の礼を守ります。このようになれれば、どこに贅沢や狂暴、傲慢の現象が見られましょうか。 >> 群書治要三六〇 #為政 #教化

群書治要三六〇(3-186)

…治天下;失「仁」之後,只好行「義」來治天下;失「義」,最後只能以「禮」治天下了。 【日本語訳】聖人が施行している教化は言葉によらずに、徳性で民を感化しています。大道は言語によって求められるものではないからです。「道」を失ってからは、「徳」で天下を治めるしかありません。「徳」を失ってからは、「仁」で天下を治めるしかありません。「仁」を失ってからは、「義」で天下を治めるしかありません。「義」を失ってからは、「礼」で天下を治めるしかありません。 >> 群書治要三六〇 #為政 #教化

群書治要三六〇(2-246)

…礼儀で制約したりして取り扱って、人民は善を向いて行く心理があります。もし政令で教導したり、刑罰で制約したりすると、人民は政令と刑罰から逃げる気持ちが生み出します。したがって、人民を治める人は、もし子女を愛護する気持ちで人民を愛護すれば、人民は彼に親しくついていきます。誠信素朴で人民を団結させることが出来るなら、人民は彼を裏切りません、恭しくて深く入って民情を体験し観察することが出来るなら、人民は自然に心から帰順する気持ちが湧いてきます。」 >> 群書治要三六〇 #為政 #教化

群書治要三六〇(2-245)

245.蓋堯之為教,先親後疏,自近及遠,周之文王亦崇厥化。(卷二十六 魏志下) 【白話】唐堯施行教化,先親後疏,由近到遠,周朝的文王也遵行這樣的教化。 【日本語訳】唐堯は教化を施行して、先に近親者から、後に親しくない人まで、近いところから遠いところまでです。周朝の文王もこう言う教化に従い実行します。 >> 群書治要三六〇 #為政 #教化

群書治要三六〇(2-244)

…讓,道德教化由內而外,從近處(朝廷內部)開始,然後百姓知道了效法的準則,不知不覺就會日漸改過向善。 【日本語訳】教化の普及は、一軒一軒回って一人一人に説教するものではなくて、賢徳なひとが正位にいて、才能のある人を適切な職位に配置して、朝廷が礼節を尊んで、百官がお互いに恭しく謙譲し合って、道徳教化が内から外へ伝えていって、近いところ(朝廷内部)から、そして百姓が見習う準則を分かって、知らず知らずの間に少しずつ過ちを改めて善を向いて行きます。 >> 群書治要三六〇 #為政 #教化

群書治要三六〇(2-243)

…奉雙親;尊重賢良,以勸導人們做好事;頒布法令,來教育人民;明確賞罰,來對人民進行勉勵和勸阻。照這樣做,混亂的社會可使其清明,危險的局面可使其穩定。 【日本語訳】昔、聖賢な君王は孝子を推賞して、人々が両親に仕えるのを説得します、賢良を尊敬して、人々が善いことをするのを説得します、法令を発布して、人民を教育します。賞罰を明確にして、人民に励ましと勧告阻止を行います。こうすれば、混乱した社会を明るくてきよらかにさせて、危険な局面を安定させます。 >> 群書治要三六〇 #為政 #教化

群書治要三六〇(2-242)

…を取り除くと、百姓が本当の自身に戻れます。上様が奢る欲を取り除かないのに、百姓を安穏閑静させようと思うのは、火を点けて森を燃やすのに、野原を枯れさせないと同じようで、とても難しいです。したがって、英名な君主は、欲望を阻止して、百姓を慈悲深く取り扱って、商業に厳しくして、農業に緩くして、農桑を重視して、商業を重んじなくて、朝廷に賢能を騙す佞臣がいなくて、市場に完全独占して利益だけ取る商人がいなくて、国家に勝手に山澤を開発する人民がいません。 >> 群書治要三六〇 #為政 #教化

群書治要三六〇(2-241)

…自身的修養,是為了領導群臣。領導群臣的目的,是為了教化百姓。聖人制定的刑法寬鬆而容易遵守,制定的禮制簡約而容易受持。聖人凡事都真誠地要求自己,因此,對百姓的感化就很深刻。 【日本語訳】聖人は自ら修養を強めるのは、群臣を指導するためです。群臣を指導する目的は、百姓を教化するためです。聖人が制定した刑法は緩くて守りやすくて、制定した礼儀体制は簡約で受け持ちやすいです。聖人は何もかも真誠に自ら要求するため、したがって百姓の感化が非常に深いです。 >> 群書治要三六〇 #為政 #教化

群書治要三六〇(2-240)

…やらなければなりません、百姓にやっていけないと禁止したことは自分も絶対にやっていけません。したがって、下民がその教導を順えます。事情の軽重を見計らって民力を使って、適当に訴訟を取り扱って邪悪を止めます。百姓を過度の労役で疲れてくたくたにならせなくて、懲罰で百姓を傷害しません。上様は百姓を愛護するのに準則にして、下様はお互いに親愛し合うのを道義にします。すると、天下の人々はお互いに背き離れません。これは英名な君主の人民を教育する方法です。」 >> 群書治要三六〇 #為政 #教化

群書治要三六〇(2-239)

…職責を明確にして、均衡に民力を使うのを協調して、和順に民心を安定します。すると、政令は何度も繰り返さなくても百姓が順えます、刑罰を使わなくても教化でしっかり天下を治理することが出来ます。彼の恩徳は天地を感通することが出来て、億萬の百姓が帰順に来ます。百姓の治理出来ない君王は、道徳と礼法を捨てて、刑罰だけを用いて懲戒します、馬を御すると同じようで、轡と羈を捨てて、鞭だけを用いて鞭打ちします、そうすると、馬車が制御不能になるのは当たり前です。 >> 群書治要三六〇 #為政 #教化

群書治要三六〇(2-238)

…、人民を引導して、賢能な人に親近して彼を抜擢して、賢能ではない人を軽んじて彼を罷免します。傷を負って血が流れる苦しみがなくて、崇高顕揚の名声が享有出来ますから、百姓では誰が学んで倣いたくてありませんか。古代に法律を制定しましたが、だれも触れなくて、刑罰を設置しましたが、施用しなくて、刑罰を実行するはずで実行しなかったのではなくて、百官がちゃんと自らの職責を果たせて、各の事業も繁盛成功で、礼義は修治が得られて、賢徳な人は任用が得られました。 >> 群書治要三六〇 #為政 #教化

群書治要三六〇(2-237)

…教之被四海,故難成也。(卷十七 漢書五) 【注釈】①虐:殘暴,凶殘。 【白話】孔子說:「不先對人民進行教化,而人民犯了罪就將其誅殺,這叫做暴虐。」使用暴虐的政治對待下民,卻想使道德教化普及天下,所以很難成功。 【日本語訳】孔子は言いました。「先に人民に教化を行わなくて、人民が罪を犯してしまえば、殺してしまうのは暴虐と称します。」一方では暴虐な政治を用いて下民を取り扱って、一方では道徳教化を天下に普及させようと、だからなかなか成功しません。 >> 群書治要三六〇 #為政 #教化

群書治要三六〇(2-236)

…。所以說:「與其傷害賢善之人,寧可利於有罪之人。」他們深知量刑適當與否難以肯定,於是用道德教化來補救,這是上古時期的古聖先王所致力做的事情。 【日本語訳】聖人の取り扱い方もう非常公正ですが、まだ不公正のところもあると心配します。だから「賢善な人を傷つけるより、むしろ有罪の人に有利をしてやります。」彼らはよく量刑が適当か、どうか、肯定しにくいと分かって、そして、道徳教化で埋め合わせます。これは上古時期の古聖先王が力を注いで為さったことです。 >> 群書治要三六〇 #為政 #教化

群書治要三六〇(2-235)

…喜歡禮義節操的光榮,而厭惡貪婪淫亂的可恥。之所以能使百姓達到這樣的原因,都是教化的結果。 【日本語訳】聖王は徳教を先に実行して、それから刑罰を使います、栄辱の標準と観念を樹立して、そして防止と禁戒すべき事項を明示します。礼儀の節操を尊んで、そして百姓に手本を示して、貨物財利を軽視して、人々の貪婪を変えます。それで、臣民では、誰も礼義節操の光栄が好きで、貪婪淫乱の恥を嫌がります。百姓をここまで至らせるのは、教化の結果があったからであります。 >> 群書治要三六〇 #為政 #教化