半懂

印光法师文钞

群書治要三六〇(3-195)

195.所貴聖人者,非貴其隨罪而作刑也,貴其防亂之所生也。是以至人①之為治也,民有小罪,必求其善以赦其過;民有大罪,必原其故以仁輔化。是故上下親而不離,道化流而不蕰(yùn)②。(卷四十八 體論)

【注釈】
①至人:指思想或道德修養最高超的人。②蕰:古同「蘊」,聚積,積滯。

【白話】
尊崇聖人的原因,不在於他能根據人民所犯的罪行而制定刑律,而在於他能事先防止禍害的產生。道德修養最高明的人這樣治理國家:百姓如果犯有小罪,一定從中尋求他的善意之處來赦免他的過失;百姓犯有大罪,一定找出犯罪的原因,然後用仁德來輔助教化他。因此上下親近而不乖離,道德教化普施而不滯礙。

【日本語訳】
聖人を崇める原因は、聖人が民の犯した罪によって刑罰と法律を制定できるからではなく、禍を事前に防止できるからです。最も高い道徳の修養を有する者はこのように国を治めています。もし民が小さな罪を犯したら、必ずその善意を見つけ出して、その過ちを赦します。もし民が大きな罪を犯したら、必ずその原因を見つけ出して、仁徳で教化します。そのために、上下の関係は親しく乖離しません。道徳による教化も滞ることなく広められます。

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