半懂

印光法师文钞

群書治要三六〇(3-200)

200.自古人君莫不願得忠賢而用之也。既得之,莫不訪之於眾人也。忠於君者,豈能必利於人?苟無利於人,又何能保譽於人哉?故常願之於心,而常先①之於人也。非願之之不篤而失之也,所以定之之術非也。(卷四十七 劉廙別傳)

【注釈】
①先:當是「失」的誤字。

【白話】
自古以來,君主沒有不希望得到忠誠賢明之士而予以任用的。任用之後,(因懷疑其是否忠誠賢明)又沒有不派人去向眾人探訪調查的。忠誠於君主的人,豈能事事有利於他人呢?假若無利於人,又怎能在所有人面前保有好的聲譽呢?所以,君主心中常常希望得到忠賢之人,卻常常失去他們。不是君主希望得到忠賢之人心不誠而失去人才,而是判定忠賢之才的方法不對啊。

【日本語訳】
昔から、忠実で賢明な人材を欲しくない君主はいません。任用した後、(その者が忠実で賢明であるかどうかを疑うから、)人々にその者のことについて暗に調査しなかった君主もいません。しかしながら、君主に忠実でいる者が、何事も人の利益になるようにすることがありましょうか。また、もし人の利益になるようなことをしなかったら、全ての人からいい評判をもらえるはずがありましょうか。そのために、君主は心の中で忠実で賢明な人材を欲していながらも、よく彼らを失ってしまいます。忠実で賢明な人材を欲する君主の気持ちに偽りがないが、人材を判定する方法に間違いはありました。

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