半懂

印光法师文钞

群書治要三六〇(3-222)

222.因①井中視星,所視不過數星;自丘上以視,則見其始出,又見其入。非明益也,勢使然也。夫私心,井中也;公心②,丘上也。故智載於私,則所知少;載於公,則所知多矣。(卷三十六 尸子)

【注釈】
①因:依託,憑藉。②公心:公正之心。

【白話】
從井中看星,所看到的不過幾顆星;從山丘上看星,那就能看到星星從天邊開始升起,又看到它們落下。這不是由於視力增加了,而是所處的地勢不同所造成的。遇事而本著私心,就好像處在井中;本著公心,就好像站在山丘之上。因此,智慧存在於具有私心的人身上,他所能知道的就少;存在於具有公心的人身上,他所能知道的就多。

【日本語訳】
井戸の中から星を見上げると、見えるのはわずか数個の星です。山の丘から見上げると、星が空高く上りつめ、また落ちていく姿が見えます。視力が良くなったわけではなく、立っている場所が違うからです。物事を決める時、私心だけに従うのはまるで井戸の中にいるようなものです。公のことを思いやれる心があれば、まるで山の丘に立っているようになれます。そのために、私心しか持っていない者に智慧があっても、その者の知りえることは少ないです。公のことを思いやれる者に智慧があると、その者は多くのことを知りえます。

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