半懂

印光法师文钞

群書治要三六〇(3-227)

227.財須民生,強賴民力,威恃民勢,福由民殖,德俟①民茂②,義以民行。六者既備,然後應天受祚③,保族宜邦。《書》曰:「眾非后④無能胥以寧,后非眾無以辟四方。」推是言之,則民以君安,君以民濟⑤,不易之道也。(卷二十七 吳志上)

【注釈】
①俟:等待。②茂:引申為昌盛,豐碩。③受祚:接受天地神明的降福。④后:上古稱君主。⑤濟:成功,成就。

【白話】
(駱統上疏說:)財富需要百姓來創造,強盛要依靠百姓的力量,威勢要依憑百姓的勢力,福祉要由百姓來增加,德行有待百姓來興盛,仁義要憑藉百姓來實行。這六方面的條件具備了,然後就能順應天意,接受天地神明的福佑,保全宗族、造福國家。《尚書》上說:「民眾沒有君主,就不能都得到安寧;君主沒有民眾,就不能開闢四方。」由此推論,百姓憑藉君主而得以安定,君主依靠百姓而成就大業,這是永恆不變的真理。

【日本語訳】
(駱統は上書して言いました。)国の富みは民がいるからこそ創り出せるものです。強盛は民の力によって支えられます。威勢は民の勢力によって高められます。福祉は民によって増やされます。徳性と品行は民の参与によって興されます。仁義は民の実行によって実践されます。これら六つの条件が揃えば、天意に従って天地神明の庇護を受けて、宗族を保全し、国に福をもたらせます。『尚書』にありました。「民に君主がいないと、民は安らぎを得られません。君主に民がいないと、君主は四方を開けません。」このことから分るように、民は君主によって安定を得られて、君主は民のお蔭で大業を成し遂げられます。これこそ永久に変わることのない真理です。

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