半懂

印光法师文钞

群書治要三六〇(3-264)

264.抱朴子曰:「民財匱矣,而求①不已;下力極矣,而役不休。欲怨歎之不生,規其寧之惟永,猶斷根以續枝,剜背以裨(bì)②腹,刻目以廣明,割耳以開聰也。」(卷五十 抱朴子)

【注釈】
①求:索取。②裨:彌補,補助。

【白話】
抱樸子說:「人民的財力已經很匱乏了,還在搜刮不止;人民的力氣已經用到極點了,還在役使不停。還想使老百姓不生怨恨傷嘆的情緒,幻想實現永久的安寧,這就好比截斷樹根來接長樹枝、剜割後背上的肉來補肚子、割開眼眶來開闊視野、割掉耳朵來增強聽力一樣。」

【日本語訳】
抱朴子は言われました。「民の財力はもう非常に欠如しているのに、まだ毟り取ろうとする者がいます。民の気力はもう極限まで使い果たしてしまったのに、まだ使役しようとする者がいます。しかも民に怨みと嘆きの気持ちを抱かせないで、永遠の安らぎを実現できると夢を見ているとは。これはまるで樹木の根元を切断して継ぎ木しようとしているようなものです。もしくは背中の肉を切り取ってお腹のくぼみを補ったり、目を切り開いて視野を開こうとしたり、耳を削いで聴力を向上させようとするようなものです。」

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