半懂

印光法师文钞

群書治要三六〇(3-267)

267.古者天子諸侯有事,必告①於廟。有二史,右史記事,左史記言。事為《春秋》,言為《尚書》。君舉②必記,臧否(zāng pǐ)③成敗,無不存焉。下及士庶,苟有茂異④,咸在載籍。或欲顯而不得,欲隱而名章。得失一朝,榮辱千載。善人勸焉,淫人懼焉。故先王重之,以副賞罰,以輔法教。宜於今者,官以其方,各書其事,歲盡則集之於《尚書》。各備史官,使掌其典。(卷四十六 申鑒)

【注釈】
①告:禱告,祭告。②舉:言行,舉動。③臧否:善惡,得失。④茂異:德才出眾。亦指德才出眾的人。

【白話】
古代天子、諸侯遇到大事的時候,一定祭告宗廟。朝中設有兩名史官,右史官記錄天子或諸侯的行動,左史官記錄天子或諸侯的言論。所記之事結集為《春秋》,所記之言結集為《尚書》。凡天子或諸侯的一言一行,一定會被記錄下來,其善惡成敗,沒有不存錄的。往下延伸到官吏平民,若德才出眾,都載入典籍。有人想顯揚卻不能,有人想隱藏反而名聲顯著。得失只是一時的事,但光榮或恥辱卻流傳千年。善良的人得到鼓勵,作惡的人有所畏懼。所以前代帝王重視編纂史書,用它來配合獎賞懲罰,用它來輔助法制教化。對於適宜於當今社會的,各官衙部門可沿襲這一方法,各自記錄他們的事情,年終時就集合在《尚書》之中。各部門可以自設史官,讓他們掌管他們的典籍。

【日本語訳】
昔の天子や諸候は大きな事件があると、必ず祭典をあげて宗廟に報告しました。廟には二名の史官がいました。右の史官は天子や諸候の行動を記録し、左の史官は天子や諸候の言論を記録しました。記されたことは『春秋』に、言葉は『尚書』に集結されました。およそ天子や諸候の一言一行は必ず記録されて、その良し悪しや成功するか否かも、何一つ記録されないことはありません。このことはさらに官吏や平民にまでも及びます。もし群を抜いた徳性と才能があれば、全て典籍に載せられました。己の名を知らしめようとしてできない者がいる反面、隠れようとして逆に有名になってしまった者もいます。得失は一時のことにすぎないが、光栄や羞恥は千年も伝えられてしまいます。善良な者は励まされ、悪事を働く者は畏怖するようになります。そのために、先代の帝王は史書の編纂を重視していました。史書と奨励や懲罰を併せて、法制による教化を補助します。今の社会にも適応できるように、各官僚の部門はこの方法を踏襲してもいいです。それぞれのことを記録し、年末は『尚書』に集まります。各部門は自分の史官を擁して、それぞれの典籍の官吏を任せることもできます。

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