半懂

印光法师文钞

群書治要三六〇(3-287)

287.武王問太公曰:「論將之道奈何?」太公曰:「將有五才十過。所謂五才者:勇、智、仁、信、忠也。勇則不可犯,智則不可亂,仁則愛人,信則不欺人,忠則無二心。所謂十過者:將有勇而輕死者,有急而心速者,有貪而喜利者,有仁而不忍於人者,有智而心怯者,有信而喜信於人者,有廉潔而不愛民者,有智而心緩者,有剛毅而自用者,有愞(ruǎn)①心而喜用人者。」(卷三十一 六韜

【注釈】
①愞:怯弱。

【白話】
周武王問姜太公說:「選擇將領之道,是怎樣的?」太公說:「選擇將領要具備五種美德,避免十種缺點。所謂五種美德是:勇、智、仁、信、忠。勇敢就不可被侵犯,明智就不可被擾亂,仁慈就會愛護士卒,誠信就不會欺騙別人,忠誠就沒有貳心。所謂十種缺點是:將領有勇敢而輕率赴死的,有急躁而心求速成的,有貪婪而好利的,有仁慈而不忍害人害物、流於姑息的,有聰明卻膽小怕事的,有誠信卻輕信於人的,有廉潔而不肯厚愛士兵的,有聰明卻猶豫不決的,有強毅而剛愎自用的,有怯弱而喜歡依賴別人的。」

【日本語訳】
周の武王は姜太公に尋ねました。「軍隊を率いる将領を選ぶ方法とは、如何なものでしょうか?」太公は答えました。「将領を選ぶ時は、五種の美徳を兼ね備えた者を選び、十種の欠点を持つ者を避けなさい。五種の美徳とは、勇、智、仁、信、忠です。勇気があれば、侵されません。清明智慧があれば、乱されません。仁愛と慈悲があれば、兵卒を愛護します。誠意と信用があれば、人を騙しません。忠誠があれば、二心はありません。いわゆる十種の欠点とは、勇猛さがあるばかりに、軽々しく死に急ぐ者です。一心に成功を求めるばかりに、せかせかして急ぐ者です。貪欲にして利益を貪ろうとする者です。慈悲で人や物に害を及ぼせないばかりに、それらを姑息してしまう者です。賢いのに、怖がりで頼りになれない者です。誠意と信用はあるが、あまりにも簡単に他人を信用してしまう者です。清廉ではあるが、兵卒を愛護しない者です。聡明ではあるが、優柔不断な者です。強い意志を持っているが、頑固にして人の意見を聞き入れない者です。怖がりで、人に頼るのを好む者です。」

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