半懂

印光法师文钞

群書治要三六〇(3-303)

303.廉隅①貞潔者,德之令也;流逸奔隨者,行之污也。風有所從來,俗有所由起。疾其末者,刈(yì)②其本;惡其流者,塞其源。夫男女之際,明別其外內,遠絕其聲音,激厲其廉恥,塗塞其虧隙,由尚有胸心之逸念,睇盻(dì pàn)③之過視,而況開其門,導其徑者乎?(卷四十五 昌言)

【注釈】
①廉隅:比喻端方不苟的行為、品性。②刈:割,消除,除去。③睇盻:顧盼。睇,斜視,流盼。盻,同「盼」。

【白話】
端方不苟、堅貞高潔,是美好的品德;放蕩無節、任性私奔,是污濁的行為。風氣都有其來由,民俗也有其根源。嫉恨其末梢就該割斷其根本,厭惡其濁流就要堵塞其源頭。男女之間,即使明確地分開其外內的處所,疏遠隔絕其交談,激勵其廉恥之心,堵塞造成非禮的空隙,還會有內心放縱的念頭、越禮的斜視,更何況大開其門,並為之引路呢?

【日本語訳】
正しく潔いでいるのは、美しい品格と徳性です。放蕩にして節操がなく、思うままに駆け落ちするのは、汚れた行いです。風俗にはそれぞれの由来があり、民族にもその根源があります。何かの末梢を妬み恨むのであれば、その根元を切り下ろしてしまうべきです。何かの濁流を嫌うのであれば、その源を塞いでしまうべきです。男女の間も同じです。たとえそれぞれの住処を内外に明らかに分かれて、その仲を疎遠にして会話を禁じ、さらに廉恥を重んじる心を育てることによって、礼儀に背く隙間を塞いでも、その心の中には放蕩したい考えや礼儀を背いてしまおうとする動きがあります。これらの禁止がなくなると、規範を破る行為は尚更増えることでしょう。

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