半懂

印光法师文钞

群書治要三六〇(3-307)

307.君子之御下也,民奢,應之以儉;驕淫者,統之以理。未有上仁而下賊,讓行而爭路者也。故孔子曰:「移風易俗。」豈家令人視之哉?亦取之於身而已矣。(卷四十 新語)

【白話】
君王治理百姓,民風奢侈了,就提倡勤儉;民眾驕縱放蕩,就提倡倫理道德的教化。從沒有上位者仁義而下位者卻暴虐的,也沒有上位者讓路而下位者爭路的。所以孔子說:「移風易俗。」難道是要一家家地去查看嗎?其實只要君王以身作則,從自己做起就行了。

【日本語訳】
君主や帝王が民を治める時は、世間が贅沢をするようになると、節約を提唱してきました。民が驕って放蕩するようになると、君主は倫理と道徳による教化を提唱してきました。上位にいる者が仁義を重んじるのに、下位にいる者が暴虐の限りを尽すことは今まで一度もありません。また、上位にいる者が道を譲っているのに、下位にいるが道の通行権を争うこともありませんでした。そのために、孔子は言いました。「風俗を移ろわせて変更しなさい。」まさか一軒一軒の民家を訪れなさいと言っている訳ではありません。実は君主や帝王が自ら模範となって、民に見本を示せばよいのです。

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