半懂

印光法师文钞

群書治要三六〇(3-321)

321.殷君喜以人餧(wèi)①虎;喜割人心;喜殺孕婦;喜殺人之父,孤人之子;喜奪;喜誣;以信為欺,欺者為真;以忠為不忠;忠諫者死,阿諛者賞;以君子為下;急令暴取;好田獵,出入不時;喜治宮室脩臺池,日夜無已;喜為酒池肉林糟丘,而牛飲者三千飲人;無長幼之序,貴賤之禮;喜聽讒用舉,無功者賞,無德者富;所愛專制而擅令,無禮義,無忠信,無聖人,無賢士,無法度,無升斛②,無尺丈,無稱衡。此殷國之大妖也。(卷三十一 六韜

【注釈】
①餧:亦作「餵」,餵養。②升斛:升與斛的合稱,均為計量標準的名稱。

【白話】
商紂王喜歡用人來餵虎;喜歡挖人的心;喜歡剖開孕婦的肚子;喜歡殺人之父,使人成為孤兒;喜歡奪取;喜歡妄言;把誠信當成欺詐,把欺詐當作真實;把忠誠視為不忠;忠心勸諫者被處死,阿諛奉承者受到賞賜;把君子看得卑下;政令苛急,暴取豪奪;喜好打獵,出入不避時節;喜好修造宮室台池,日夜不停;喜好建造酒池、肉林和酒糟堆成的小山,還招集三千人狂飲;不分長幼的次序,沒有貴賤的禮節;喜歡聽信姦邪之人的讒言,並任用他們舉薦的人,使無功者受賞,使無德者富有;喜好專制而獨攬政令;不講禮義、不講忠信,目無聖人,無視賢士,國無法度,沒有計容量、量長短、稱輕重的統一標準。這些都是殷國大的反常、怪異之事。

【日本語訳】
商の紂王はエサとして虎に人をやるのを好みました。また、人の心臓を抜き取り、妊婦の腹を切り裂き、人の父親を殺して人を孤児にしてしまい、略奪を好みました。さらに、妄言を好む紂王は誠心誠意と信用を詐欺だと見なし、詐欺を真実だと考えました。紂王は忠実を不忠だと考えているので、忠心から諫言を呈した者は死刑に処せられ、おもねる者は褒美を与えられました。何より、紂王は君子を卑しい者だと考えました。その政令は苛酷にして性急であり、民の物でも暴虐を働いて無理に奪い取りました。猟を好むので、時節問わずに出かけたりしました。宮殿や池などを造るのを好んだので、昼夜問わずに工事は続きました。酒池肉林と酒麹でできた小山を好んで作り、三千人も招集して飲み明かしました。その宮殿には長幼の秩序がなく、貴賎の礼節もありません。邪な者の讒言を好んで聞き入れて信用し、推薦された者を任用するので、功労のない者は褒美を与えられて、徳のない者が豊かになっていきます。横暴にして専制を好むので、政令は全て紂王一人しか下せません。礼と義、忠と信を重んじない紂王は、聖人のことなど眼中になく、賢人のことも無視しているので、国は法制がなく、重さや長短などを量るための統一した標準もありません。これらはいずれも殷国における、常軌から大きく逸してしまった怪異なことです。

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