半懂

印光法师文钞

群書治要三六〇(4-32)

32.自古及今,未有能全其行者也,故君子不責備於一人。夫夏后氏之璜,不能無瑕;明月之珠,不能無穢。然天下寶之者,不以小惡妨大美也。今志人之所短,而忘人之所長,而欲求賢於天下,即難矣。(卷三十五 文子・上義)

【白話】
從古至今,尚未能有智慧、德行圓滿的行者,所以君子不會以盡善盡美要求人。夏后氏所用的玉器,不可能沒有瑕疵;如明月般的寶珠,也不可能沒有污穢。因此天下懂得珍藏寶物的人,不會因為有小小的一點瑕疵而妨礙到它的美好。現在只記住別人的短處,而忘記別人的長處,這樣的情況想求得天下之賢才,是一件很難的事情。

【日本語訳】
昔から今まで、知恵と徳が円満である行者はまだおりません。そのために、君子は完璧を人に求めたりしません。夏后氏が用いた玉の器でさえ、瑕一つなかったわけではありません。明月のような宝玉でさえも、汚れがないわけではありません。そのために、宝物を大事にすることのできる者には、それに小さな瑕があるからと言って、その美しさを邪魔されたとは思えません。人の悪いところばかり覚えていて、人の良いところを忘れてしまう状態で、天下の賢材を求めるのは、大変難しいことです。

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