半懂

印光法师文钞

群書治要三六〇(4-40)

40.公曰:「管夷吾親射寡人,中鉤殆於死,今乃用之,可乎?」鮑叔曰:「彼為其君也!君若宥而反之,其為君亦猶是也。」公使人請之,魯囚管仲以與齊。桓公親迎之郊,遂與歸,禮之于廟,而問為政焉。(卷三十二 管子・小匡)

【白話】
桓公說:「管仲曾親手射寡人,射中了寡人的衣帶鉤,使寡人差點送了性命,現在卻要任用他,可以嗎?」鮑叔牙說:「他當時也是為他的主子效力罷了!君王您如果寬恕他,讓他返回齊國,他也會同樣為您效力。」齊桓公派人到魯國請求歸還管仲,魯國用囚牢把管仲送回齊國。齊桓公親自到郊外迎接管仲,於是一同回國,在祖廟用禮儀接待他,然後向他求教為政之道。

【日本語訳】
斉の桓公は言いました。「かつて、管仲は私の服を射抜いたことがあり、私は危うく命を失くすところでした。なのに、彼を任用していいでしょうか?」鮑叔牙は言いました。「あの時の彼は主のために仕事をしたまでです。もしあなた様が彼のことを赦し、斉国に帰れるようにしてあげれば、彼はあの時と同じように、あなた様のために仕事しましょう。」桓公管仲を返してもらうように、魯国まで人をやりました。魯国は管仲を檻車に入れて送り返したが、桓公は郊外まで出かけて自ら出迎えて、共に帰国しました。桓公は祖廟で儀礼を行って管仲をもてなしてから、彼に政についての教えを乞いました。

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