半懂

印光法师文钞

群書治要三六〇(4-42)

42.魏武侯嘗謀事,群臣莫能及,罷朝而有喜色。吳起進曰:「昔楚莊王謀事,群臣莫能及,罷朝而有憂色,曰:『寡人聞之,世不絕聖,國不乏賢,能得其師者王,能得其友者霸。今寡人不才,而群臣莫之過,國其殆矣。』莊王所憂,而君悅之,臣竊懼矣。」於是武侯乃慚。(卷三十六 吳子・勵士)

【白話】
魏武侯曾和群臣商議國事,群臣沒有人能比得上他,退朝以後武侯面有喜色。吳起進言說:「以前楚莊王和群臣商討國事,大臣們沒有人能比得上他,退朝之後他面帶愁容,說:『寡人聽說世上不會沒有聖人,國家也不會缺乏賢人,能夠得到他們並以之為師的君主,可以稱王天下;能夠得到他們並與之為友的君主,可以稱霸諸侯。如今寡人無德無才,而群臣們還不如我,楚國危險了。』楚莊王所擔憂的事,而您反而喜悅,臣私下深感憂懼。」於是魏武侯才感到慚愧。

【日本語訳】
魏の武侯はかつて、群臣と国事について議論を交わしましたが、誰一人彼に勝てなかったので、終わってからの武侯は嬉しそうにしていました。呉起は進言しました。「その昔、楚の荘王は群臣と国事について話し合ったが、誰一人彼に勝てませんでした。終わってから、荘王は憂いのある顔で言いました。『この世に聖人がいないことはなく、国家に賢人が足りないこともありません。彼らを手に入れ師として教えを乞えれば、天下の王になれると聞きました。彼らを手に入れて友として付き合えれば、諸侯を制覇することができます。しかしながら、今の私は徳も才もないのに、群臣はこんな私にも及ばないとは、楚国の未来は危ないです。』その荘王が心配していたことを、殿様は逆に喜んでいらっしゃる。私は非常に憂鬱と恐れを感じております。」これで魏の武侯は初めて恥ずかしいと思いました。

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