半懂

印光法师文钞

群書治要三六〇(4-46)

46.今閻閭少名士,官司無高能,其故何也?清議不肅,人不立德,行在取容,故無名士;下不專局,又無考課,吏不竭節,故無高能。無高能,則有疾世事;少名士,則後進無准。故臣思立吏課而肅清議也。(卷三十 晉書下・傳)

【白話】
當今地方鄉里缺少名士,官府中沒有才能傑出的人,其原因何在呢?那是由於朝廷清議不夠嚴肅公正,人們不重視樹立自身的德業,一舉一動都曲從討好,取悅於人,所以沒有名士。下邊官吏不能專司其責,加之又無考核制度,辦事的小吏不能盡心竭力,所以就不會有能力傑出的官員出現。沒有辦事能力強的官吏,就會有害於政事的處理;缺少名士,則後繼的官員、士人就沒有可以效法的對象。因此,臣想當務之急就在於設立完備的官吏考核管理制度,並端肅朝廷清議。

【日本語訳】
今の地方や郷里には名士がおらず、官庁の中にも才能のある傑出な者がいません。何故でしょう。朝廷に公正と厳しさが足りず、人々も自身の徳行を重視しないからです。一挙手一投足、すべては媚を売っているものであるため、名士は生まれません。下級官吏はその務めを全うできない上に、審査の制度がないため、官吏は思う存分に力を発揮できず、傑出した官員が現れるはずもありません。能力のある官吏がいないと、政事には害を及ぼしてしまいます。名士がいないと、官員も士人も見習える対象がいません。そのため、官吏についての完備された審査制度を早急に用意しなければならず、また、朝廷の風紀を厳しく正さなければなりません。

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