半懂

印光法师文钞

群書治要三六〇(4-48)

48.景公燕賞於國內,萬鍾者三,千鍾者五,命三出而職計筴之。公怒,令之免職計,命三出而士師筴之。公不悅。晏子見,公謂晏子曰:「寡人聞君國者,愛人則能利之,惡人則能疏之。今寡人愛人不能利,惡人不能疏,失君道矣。」晏子曰:「嬰聞之,君正臣從謂之順,君僻臣從謂之逆。今君賞讒諛之臣,而令吏必從,則是使君失其道,臣失其守也。」(卷三十三 晏子・諫上)

【白話】
齊景公設宴對臣子進行賞賜。其中,受到萬鍾賞賜的有三人,受到千鍾賞賜的有五人。儘管賞賜命令下達多次,可是掌管財物的職計官卻不聽從景公的命令。景公大怒,命令罷免職計官,但命令下達多次,掌管刑獄的士師也不聽從,景公很不高興。晏子拜見景公,景公對晏子說:「寡人聽說主宰國家,愛誰就能給誰利益,厭惡誰就會疏遠誰。而今我喜愛誰卻不能給誰利益,厭惡誰卻不能疏遠誰,這是失去當君主的準則了。」晏子說:「我也聽說,君主公正而臣子服從稱為順從,君主不正而臣子服從稱為違背法度。如今賞賜讒毀阿諛的人,卻讓職計官吏一定服從,那就是讓君主失去他的執政原則,讓臣子有失他的職守了。」

【日本語訳】
斉の景公は宴で臣下に褒美を与えました。万鐘の褒美をいただいた者は三人。千鐘の褒美をいただい者は五人。しかしながら、いくら命令を下していても、財物を管理する職計官はその通りに褒美を渡そうとしませんでした。景公は激怒し、職計官を免職に命じたが、いくら命令を下していても、刑獄を司る士師は従いませんでした。景公は非常に不愉快になりました。晏子がやってきた時、景公は晏子に言いました。「国を主宰すれば、誰に褒美を与えようか、誰を嫌い疎遠にしようか、すべて思うがままだと聞きました。それなのに、私は思うように人に褒美を与えられず、嫌うものを疎遠にすることも叶いません。これは君主としての基準を失くしているのではありませんか。」晏子は答えました。「私も聞いたことがあります。君主が公正で臣下がその命を服従しているのならば、順従と言えます。君主が不正であるのに、臣下がその命を服従しているのならば、律法と節度に違反していると言えましょう。おもねるばかりが能の者に褒美を与えるのに職計官が服従してしまうと、それこそ、君主に執政する時の原則を失わせることであり、臣下としての務めを損なってしまうことでしょう。」

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