半懂

印光法师文钞

群書治要三六〇(4-76)

76.晏子侍於景公。朝寒。曰:「請進煖食。」對曰:「嬰非君奉餽之臣也,敢辭。」公曰:「請進服裘。」對曰:「嬰非君茵席之臣也,敢辭。」公曰:「然。夫子之於寡人,何為者也?」對曰:「社稷之臣。」公問:「社稷之臣若何?」對曰:「能立社稷,別上下之義,使當其理;制百官之序,使得其所;作為辭令,可布於四方也。」自是之後,君不以禮,不見晏子。(卷三十三 晏子・雜上))

【白話】
晏子隨侍在景公旁,朝堂上有些冷,景公說:「請上暖熱食物。」晏子說:「我不是侍奉國君飲食的臣子,恕我不能從命。」景公說:「請上毛皮衣服。」晏子說:「我不是侍奉國君服飾的臣子,恕我不能從命。」景公說:「既然這樣,那麼先生對寡人來說,是什麼人呢?」晏子說:「治理國家的大臣。」景公說:「怎麼樣是治理國家的大臣?」晏子回答說:「能建立國家,辨別君臣上下的義理,使其符合規範;制定眾官的職責位序,使其各得其所;制定的政令,可頒布施行於四方。」從此以後,景公不符合禮,就不召見晏子

【日本語訳】
晏子は景公の傍で仕えていましたが、朝堂院は少し寒かったので、景公は言いました。「何か暖かい食べ物を持ってきてくれたまえ。」晏子は答えました。「私は国君の飲食を担当する臣下ではないので、恐れ入りますが、その命には従いかねます。」景公は言いました。「では毛皮や衣服を持ってきてくれたまえ。」晏子は答えました。「私は国君の衣装を担当する臣下ではないので、恐れ入りますが、その命には従いかねます。」景公は尋ねました。「そのように仰るのならば、あなたはわたしにとって、どのような存在でしょうか?」晏子は答えました。「国を治める大臣です。」景公は尋ねました。「国を治めるのはどのような大臣でしょうか?」晏子は答えました。「国を成り立たせて、君臣上下の義理を弁えながら、規範に沿うようにすることのできる者です。臣下たちの職責と官位を制定し、それぞれ適材適所に使うことのできる者です。また、制定された法令が、四方に頒布して実行されるようにすることのできる者です。」それから、景公は礼に合わない時は、晏子をみだりに呼び寄せないようになりました。

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