半懂

印光法师文钞

群書治要三六〇(4-86)

86.景公使養所愛馬,暴病死,公命人操刀解養馬者。是時晏子侍前,左右執刀而進,晏子止之,而問於公曰:「敢問古時堯、舜支解人,從何軀始?」公懼焉,遂止。曰:「以屬獄。」晏子曰:「請數之,使自知其罪,然後致之獄。」公曰:「可。」晏子數之曰:「爾有三罪,公使汝養馬殺之,當死罪一也;又殺公之所最善馬,當死罪二也;使公以一馬之故殺人,百姓聞之必怨吾君,諸侯聞之必輕吾國。汝殺公馬,使怨積於百姓,兵弱於鄰國,汝當死罪三也。令以屬獄。」公喟然曰:「赦之。」(卷三十三 晏子・雜上)

【白話】
齊景公派人飼養他所喜歡的馬,但馬得急病死了,景公大怒,命令侍衛拿刀肢解養馬的人。這時,晏子正好陪伴景公,看見侍衛手握鋼刀往前走去,晏子制止侍衛並問景公:「請問古時候堯、舜肢解活人,先從身體的哪一部分開始呢?」景公猛然恐懼起來,遂下令停止。景公又說:「將他交給獄吏治罪。」晏子說:「請允許我列舉他的罪狀,讓他知道自己的罪過,然後再交給獄吏治罪。」景公說:「可以。」晏子對馬夫責備說:「你的罪狀有三條:君主讓你養馬,你卻將馬給養死了,應當判死罪,這是第一條;你養死了君主最喜愛的馬,當判死罪,這是第二條;因為你,使君主因一匹馬病死的緣故而殺人,百姓聽後一定怨恨我們君主,諸侯聽後一定輕蔑我們的國家。因為你養死了君主之馬,致使百姓對君主積下怨恨,使軍隊因各國諸侯輕視我們的國家而弱於鄰國,你當判死罪,這是第三條。應將你交給獄吏治罪。」景公嘆息說:「赦免了他吧!」

【日本語訳】
景公は馬飼いに愛馬の世話を任せたが、馬が急死したので、景公はその場で馬飼いを八つ裂きの刑に処しようとしました。ちょうど景公の傍で仕えていた晏子が止めに入りました。「その昔、堯と舜が人を八つ裂きをした時は、まずどの部位から手をかけたのでしょうか?」と晏子が聞いてきたので、恐れをなした景公は処刑を中止にしました。「その者を獄吏に任なさい。」と、景公は命じました。晏子は尋ねました。「この者の罪を申し上げてもよろしいでしょうか?ちゃんと自分の罪を知ってから獄吏に渡してはいかがでしょうか?」景公は言いました。「よかろう。」晏子は馬飼いを責めました。「おまえには三つの罪があります。一つ目は、君主の馬を死なせてしまったこと、死罪にあたります。二つ目は、君主の最愛の馬を死なせてしまったことで、死罪にあたります。三つ目は、おまえのせいで、君主は病死した馬のせいで人殺しになることです。君主はこのことを聞きつけた民たちから恨まれ、諸侯から軽蔑されましょう。よって死罪にあたります。獄吏に渡してその罪を裁いてもらうべきです。」景公は嘆きました。「もう馬飼いを赦免にしてやりなさい。」

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