半懂

印光法师文钞

群書治要三六〇(4-87)

87.晏子沒十有七年,景公飲諸大夫酒。公射,出質,堂上唱善,若出一口。公作色大息,播弓矢。弦章入,公曰:「章!自吾失晏子,於今十有七年矣,未嘗聞吾不善。今射出質,唱善者如出一口。」弦章對曰:「此諸臣之不肖也。智不足以知君不善,勇不足以犯君之顏,然而有一焉。臣聞君好之則臣服之,君嗜之則臣食之。尺蠖食黃,其身黃,食蒼,其身蒼。君其猶有食諂人之言乎?」公曰:「善。」(卷三十三 晏子・雜下)

【白話】
晏子死後十七年,景公請諸位大夫飲酒。景公酒後射箭,射出的箭未中箭靶,殿堂上飲酒的諸位大夫高喊「射得好」,殿堂上一片叫好之聲,喊聲整齊,好像出自一個人的口。景公臉色大變,大聲嘆息,拋掉弓箭。這時弦章入見,景公說:「弦章啊!自從我失去晏子,至今十七年了,未曾聽到誰說我有不對的地方。今天我射箭脫了靶,諸位大夫大喊『射得好』的如出自一人之口。」弦章答道:「這是諸臣不成材呀!以他們的智慧,不足以發現君主的過錯;以他們的勇氣,不敢觸犯國君而當面諫言,這樣便出現了眾口一詞的情況。我聽說,君主喜歡穿什麼,臣子們便送什麼樣的衣服給他穿;君主喜歡吃什麼,臣子們便獻什麼樣的食物讓他吃。尺蠖吃了黃葉,身體就發黃;吃了青葉,身體就發青。君主大概還是喜歡聽諂媚者的話吧!」景公說:「你說得太好了!」

【日本語訳】
晏子が亡くなってから十七年が経ちました。酒宴で酒を飲んだ景公は矢の的を外れたにも関わらず、同じく酒を飲んでいた臣下たちから褒めたたえられました。その声がまるで一人の人間から発せられた声のように聞こえたことに、景公は慄き、嘆いていました。ちょうど謁見しに参内した弦章に景公は胸の内を打ち明けると、弦章は慰めました。「これも全て臣下たちに知恵と勇気がないせいでしょう。君主のお怒りを買ってしまうことを恐れて、だれも面と向かって諫めず、みんな同じことしか言わないようになってしまい、君主の好き嫌いばかりに迎合してしまうのです。虫の身体は食べた葉っぱの色に変色してしまうと聞きます。君主はやなり媚び諂う者の言葉を好むものでしょう。」景公は言いました。「よくぞ言ってくれました。」

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