半懂

印光法师文钞

群書治要三六〇(4-122)

122.孔子自衛反魯,息駕乎河梁而觀焉。其懸水三十仞,圜流九十里,魚鱉弗能游,黿鼉弗能居。有丈夫方將厲之,孔子使人止之,曰:「此懸水三十仞,圜流九十里,魚鱉黿鼉弗能居也,意者難可以濟乎!」丈夫不以措意,遂度而出。孔子問之曰:「巧乎!有道術乎?所以能入而出者,何也?」丈夫對曰:「始吾之入也,先以忠信;吾之出也,又從以忠信。措吾軀於波流,而吾不敢用私。所以能入而復出者,以此也。」孔子謂弟子曰:「二三子識之!水且猶可以忠信親之,而況人乎?」(卷三十四 列子・力命)

【白話】
孔子從衛國返回魯國的路上,停車在橋梁上休息,觀賞河川的景色。這條河流有高達三十仞的瀑布,有蜿蜒九十多里的漩渦;如此湍急的水流,魚鱉無法在水中遨遊,黿鼉不能居住在其中。有一名男子正要連衣涉水而過,孔子派人阻止他,接著說:「這條河流有高達三十仞的瀑布,有蜿蜒九十多里的漩渦;如此湍急的水流,魚鱉黿鼉不能居住在其中,想要渡河的人都很難渡過。」男子沒有因為孔子的阻止,而放棄渡河的想法,於是渡河,並平安的從河中出來。孔子問他說:「這真是太奇妙了!是有道術的幫助嗎?能夠入河並且平安出來的原因是什麼呢?」男子回答說:「我剛進入河中時,先秉持著忠信的心念;我從河中出來時,又一樣秉持著忠信的心念。我置身在水流中,而我不敢以自私為己的心態來應對。所以能夠入河又能夠從河中出來,就是這個原因。」孔子聽完告訴弟子說:「你們這些學生要謹記這道理!水尚且可以用忠信來親近它,更何況是人呢?」

【日本語訳】
孔子は衛國から魯國に帰る途中、車を止めて河の景色を眺めていました。高い滝と大きな渦がある河なので、魚も亀もその中で棲息することができません。ある男が河を渡ろうとしたので、孔子は高い滝と大きな渦がある河なので、魚も亀もその中で棲息することができないほど危ないと説明して止めようとしました。しかしながら、男はそれでも歩を止めずに、無事に河を渡ることができました。孔子は男に問いました。「なんとうことでしょう!何か道術の助けがあったのでしょうか?どうしてあなたは無事に河を渡れたのですか?」男は答えました。「さっき河に入ろうとした時、私は忠信の信念を持っていました。河から出る時、私は同じく忠信の信念を持っていたのです。河の中にいても、自分のことばかり考えないから、私は無事に河を出入りすることができたのでしょう。」孔子は男の言葉を聞くと、弟子たちに言いました。「あなたたちも学生としてこの理をよく覚えなさい!水でさえも忠信で親しめるものであり、人となれば、なおさらでしょう。」

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