半懂

印光法师文钞

群書治要三六〇(4-197)

197.屈寸而伸尺,小枉而大直,聖人為之。今人君之論臣也,不計其大功,總其細行,而求其不善,即失賢之道也。故人有厚德,無問其小節;人有大譽,無疵其小故。夫人情,莫不有所短,誠其大略是也,雖有小過,不足以為累;誠其大略非也,閭里之行,未足多也。(卷三十五 文子・上義)

【白話】
如果彎曲一寸而能伸直一尺,小的方面可以受委屈,大的方面必須堅持正道,聖人會如此做。當今君王評論臣下,不考慮他的重要貢獻,卻抓住他的小節,而細究他的小過,這是錯失賢才的做法。因此,人有深厚的德行,就不必非議他的小瑕疵;有很高的聲望,就不必挑剔他的小毛病。人之常情,誰沒有短處?只要本質大要確實是好的,即使略有小過,也不足為礙;如果根本大要確實不好,即便稱譽鄉里,也不值得多所讚美。

【日本語訳】
もしほんの一寸を曲げることによって一尺を真直ぐ伸ばせられれば、聖人は小さなことでいわれのない非難を甘受し、大きなことでの正道を貫き通しましょう。今や君主が臣下を評論する時は、臣下の重要な貢献を考えずに、小さなことにばかり目がいってささやかな過ちを気にするが、これは才能のある賢人を見落としてしまうやり方です。そのため、人に厚い徳行があれば、その小さな瑕疵を非難する必要はありません。人であれば、誰にだって短所はあるのではありませんか。本質となる大元さえよければ、たとえ小さな過ちがあろうとも、その美点の妨げにはなりません。もし大元は良くないのに、たとえ町中から褒めたたえられていても、褒められたものではありません。

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