半懂

印光法师文钞

群書治要三六〇(4-209)

209.「天下至大,非垂聽所周,又精始難校,考終易明。今人主不委事仰成,而與諸下共造事始,則功罪難分,能否不別。陛下縱未得盡仰成之理,都委務於下,至如今事應奏御者,蠲除不急,使要事得精,可三分之二。今親掌者,受成於上,上之所失,不得復以罪下。歲終,事功不建,不知所責也?」(卷三十 晉書下・傳)

【白話】
(劉頌上疏說):「全國的政事這麼多,不是俯身傾聽下邊的意見就可以事事周全。並且創業之初的情況,很難考查得細密,而查看事情的最終成效,就很容易明白。當今的君主不能把繁雜的事務交託給臣下辦理,從而坐等事情的成功,反而要與群臣一起在事情剛剛開始時共同謀劃,這樣就使得功勞和罪過很難區分,而官員本身的賢能與否也難以辨別了。陛下縱然不能盡得坐享其成之理,不能將事務都委託給下邊大臣辦理,到如今,也要在需要上奏皇帝的事情中,事先免除那些不緊急的奏疏,使需要皇帝親自處理的緊要事情得到精簡,這樣陛下的政務,三分就減掉二分了。而今親自做事的人,是接受了上邊的指令而照章辦事,上邊若有過失,就不能再罪責辦事的官員了。到年底,事務不能完成,功業無法建立,責任也不知道由誰來負。」

【日本語訳】
(劉頌は報告しました)。「国の政事はあまりにも多く、何事にも耳を傾ければいい訳ではありません。それに、何か仕事を始める時に考察するのは難しいが、全てが終わった後に最終的な効果を見るのは明らかです。今の君主は細かい事務を臣下に任せて、成功するのを見守ることができず、むしろ最初の頃から群臣と共に謀略を巡らしているようでは、いつ、だれの功績と過ちなのかは区別がつきにくくなり、官員自身が優秀かどうかも判別できなくなってしまいます。何事も人任せにすればいい訳ではありませんが、やはり緊急でないものは事前に取り除き、どうしても陛下ご自身によって処理されなければならない緊急なものはまとめて簡略化しておいた方が、陛下の政務を三分の二ほどに減らすことができます。また、仕事を実行している者は上からの指令を受けて、その通りにしたので、もし上の方に過ちがあれば、もう実行する官員の罪を責めてはいけません。年末までに仕事を完成できないものは、功績を打ち立てられないし、誰が責任者なのかもわからなくなってしまうでしょう。」

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