半懂

印光法师文钞

群書治要三六〇(4-222)

222.小國寡民,使民重死,而不遠徙。雖有舟輿,無所乘之;雖有甲兵,無所陳之。甘其食,美其衣,安其居,樂其俗。鄰國相望,雞狗之聲相聞,民至老死,不相往來。(卷三十四 老子・德經)

【白話】
聖人視大國為小,視民眾多為少(聖人雖然治理大國,還是認為很小,勤儉節約而不奢侈;人民雖然眾多,還是如同很少一樣,不敢勞煩)。使人民愛惜生命(君主能為人民興起利益、免除禍害,各得其所,使人民畏懼死亡而貪求生存),不肯向遠處遷流(政令不煩擾,那麼百姓就安心於本業,所以不向遠處遷徙,而離開他們恆常的住處)。雖有船和車,沒有必要乘坐它(清淨無為,不喜好出入往來);雖有武備,卻沒有地方列陣(沒有招致天下百姓的怨恨厭惡)。人們總覺得自己吃得很香甜(覺得蔬菜糧食很甘美,不掠奪百姓的緣故),衣服很好看(覺得粗布衣服很美,不看重各種彩色),住得很安適(安住在自己的茅屋裡,不好修飾自己的房屋),覺得本地的風俗很稱心如意(樂於享受淳樸的風俗)。鄰國相互可望見,鷄狗啼叫聲相互都能聽得見(離得很近),而人民直到老死,也互不交往(因為沒有情欲的緣故)。

【日本語訳】
聖人にとっては大きくて民の多い国であっても、民の少ない小国と同じく、勤労と節約が基本で贅沢はしません。多くの民がいても、民に苦労をかけるわけにはいきません。民に命を大切にしてもらうためには、民に利益をもたらし、禍を取り除き、適材適所に使うことによって、民は死を恐れて生き残れるように尽力します。民が流離って遠方に移っていかないようにするためには、政令を煩わしくないものにすれば、民は住処を離れずに、安心して本業に励められます。船と車があっても、心が清浄にして無為なので、出入りすることを好まず、乗る必要はありません。武装してはいるが、天下の民から恨みを買っていないので、実際に使うことはありません。民から奪い取らないので、人々は美味しい野菜などの食料を食べられて満足します。華美な色彩を重視しないので、たとえ質素な服装でも、民はその美しさが分かるようになります。簡単な藁小屋でも、安定に暮らせるので、民は快適な生活を送れます。ここでの住み心地が良いように感じられると、この素朴な雰囲気も楽しめるようになりましょう。隣国とは互いに見えて、鶏や犬の鳴き声も聞こえるほど近くにありながら、国民にはみだらな欲望がないため、死ぬまで隣国の者と付き合うことがありません。

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