半懂

印光法师文钞

群書治要三六〇(4-235)

235.聖人初作樂也,以歸神杜淫,反其天心;至其衰也,流而不反,淫而好色,至以亡國。其作書也,以領理百事,愚者以不忘,智者以記事;及其衰也,為姦偽以解有罪,而殺不辜。其作囿也,以奉宗廟之具,簡士卒,戒不虞;及其衰也,馳騁弋獵,以奪民時。其上賢也,以平教化,正獄訟,賢者在位,能者在職,澤施於下,萬民懷德;至其衰也,朋黨比周,各推其與,廢公趨私,外內相舉,姦人在位,賢者隱處。(卷三十五 文子・上禮)

【白話】
聖人當初創作音樂,是為了靜性養心,杜絕淫邪,返歸本性;到國家衰敗的時候,君主沉溺於靡靡之音而無法返歸本性,淫亂好色,從而亡國。聖人著寫典冊來治理百事,如此,愚笨的人不會忘記,聰慧的人因此能記錄大事;到國家衰敗時,君主編寫典冊來弄虛作假,為有罪者開脫,卻殘殺無辜的人。聖人修建園囿,是為祭祀宗廟進獻祭品,檢閱士兵以防不測;到國家衰敗時,君主在園囿中縱馬打獵,侵奪百姓耕種的時間。聖人尊重人才,嚴正教化,正確判決訴訟的案件,使賢明者居官位,有才能者在其適合的職位上,恩德遍施於百姓,千百萬人都會感念他的恩德;到國家衰敗時,官吏結黨營私,排斥異己,推薦自己的黨羽,廢棄公事而追求私利,朝廷內外互相勾結,而奸邪的人占據高位,有才德的人隱居不出。

【日本語訳】
聖人が最初に音楽を創作したのは、品性と心を落ち着かせて修めるためでした。邪なことを断ち切り、本性に戻るためです。国が衰退する時というのは、君主がみだらな音楽に耽って本性に戻れないから、国は滅亡してしまいます。聖人は経典を書き残して物事を治めるが、このようにすれば、愚かな者は忘れられず、賢い者は重要なことを記録できます。国が衰退した時、君主も書籍を書き残そうとするが、有罪の者のための言い訳や嘘偽りばかり書いて、無辜な者を惨殺してしまいます。聖人が建物を修築するのは、宗廟で祭典を行うためであり、兵士に不備はないかを点検します。国が衰退した時、君主は庭で馬を走らせて狩猟を楽しみ、民の耕作の時間を邪魔してしまいます。聖人は人材を尊重し、民を公正かつ厳しく教化して、訴訟についても正しい判決を下すので、賢者は適材適所に働けて、民は恩徳を普く受けられ、みな聖人のことを懐かしみます。国が衰退した時、官吏は徒党を組んで個人の利益ばかりを求め、自分と異なる意見の者を排斥、仲間だけ推薦して仕事をしません。朝廷の内外は結託し、邪な者が高い地位を占め、才能と品徳のある者は隠居して出てこなくなってしまいます。

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