半懂

印光法师文钞

群書治要三六〇(4-256)

256.景公射鳥,野人駭之,公令吏誅之。晏子曰:「野人不知也。臣聞之,賞無功謂之亂,罪不知謂之虐,兩者先王之禁也。以飛鳥犯先王之禁,不可。今君不明先王之制,而無仁義之心,是以從欲而輕誅也。夫鳥獸固人之養也,野人駭之,不亦宜乎?」公曰:「善。自今以來,弛鳥獸之禁,無以拘民。」(卷三十三 晏子・諫上)

【白話】
景公打獵,正準備射一隻鳥,卻被一個農民驚飛了。景公便命令官吏要將農夫處死。晏子急忙說道:「這個農民不知道您在射鳥啊!我聽說過,賞賜無功勞的人叫做『亂』,懲處不知情的人叫做『虐』。這兩樣均為先王的禁忌。因為一隻飛鳥便違犯先王禁忌,是不可以的。如今您未牢記先王的制度,且沒有仁義的心,所以才隨心所欲,輕易殺人。那鳥獸原本就是人家養的,百姓驚飛了牠,不是也很正常嗎?」景公聽後說道:「您說得好!從今以後,解除有關捕捉鳥獸的禁令,不要以此來限制百姓。」

【日本語訳】
景公は猟で鳥を射止めようとしたが、農民のせいで鳥は驚いて飛び去りました。景公が官吏に農民を殺すように命令したので、晏子は慌てて言いました。「この農民は殿が鳥を射止めようとなさっていたことを知りませんでした!功労のない者に褒美を与えるのは「乱」であり、事情を知らない者を懲罰するのは「虐」だと聞いたことがあります。共に先王の禁忌でした。たかが鳥で先王の禁忌を犯すなんていけません。殿は先王の制度をよく覚えておらず、仁義の心もないので、軽々しく人を殺めようとするのです。鳥獣は元々だれかに飼われていたものでした。民に驚かされて飛び去ってしまうのも当たり前のことではありませんか?」景公はその言葉を聞くと、言いました。「よくぞ言ってくれました!これからは鳥獣を捕まえるための禁令を解除しよう。二度とこのようなもので民を制限しないためにです。」

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