半懂

印光法师文钞

群書治要三六〇(4-279)

279.武侯問曰:「兵以何為勝?」吳子曰:「兵以治為勝。」又問:「不在眾乎?」對曰:「若法令不明,賞罸不信,金之不止,鼓之不進,雖有百萬之師,何益於用?所謂治者,居則有禮,動則有威;進不可當,退不可追;前卻如節,左右應麾。投之所往,天下莫當,名曰『父子之兵』也。」(卷三十六 吳子・治兵)

【白話】
魏武侯問:「軍隊戰事靠什麼獲勝呢?」吳起說:「軍隊戰事靠治理得好取勝。」武侯又問:「不在於兵將多寡嗎?」吳起答道:「如果法令不嚴明,賞罰失去信用,鳴金而不止步,擊鼓而不前進,即使有百萬之眾的軍隊,又有什麼用呢?所謂軍隊治理得好,就是平時駐紮時嫻習禮法,上下有禮;行動時則奮發威武,能有懾服別人的力量;進攻時銳不可擋;撤退時使敵人不敢追擊;前進後退都有節度,軍隊行動能聽從號令指揮。無論兵鋒指向哪裡,天底下誰也不能阻擋,這樣,將領和士兵親如父子,上下一致、團結甚固的軍隊就叫做『父子之兵』。」

【日本語訳】
魏の武侯は尋ねました。「軍隊はどのようにすれば戦に勝てましょうか?」吳起は答えました。「軍隊をよく治められれば勝てます。」武侯はさらに尋ねました。「兵の多さにかかっているのではないのでしょうか?」吳起は答えました。「もし法令がしっかりしておらず、賞罰に信用がなく、銅鑼を鳴らしてもだれも動きをやめず、鼓を叩いてもだれも前進しないようであれば、たとえ百万人の軍隊がいても、何の役にたちましょうか。よく治められた軍隊というのは、駐屯している普段から礼法に慣れ親しんでおり、上下の者みな丁寧で礼の分かるものです。行動している時は奮って威武を発揮し、人を震え上がらせる力があります。攻め入る時の勢いは遮られるものがないほど鋭く、撤退する時も敵は恐れをなして深追いしません。前進後退などいずれにしても節度があり、号令と指揮に従って動ける軍隊です。たとえどこに向かおうとも、天下のだれにもその道を止めさせやしません。このように、将領と兵士が親子のように仲良く、上下が一致団結している軍隊は『父子の兵』と言われます。」

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