半懂

印光法师文钞

群書治要三六〇(4-330)

330.梁丘據死,景公召晏子而告之曰:「據忠且愛我,我欲豐厚其葬,高大其壟。」晏子曰:「敢問據之所以忠愛君者,可得聞乎?」公曰:「吾有喜於玩好,有司未能我供也,則據以其財供我,吾是以知其忠也;每有風雨,暮夜求之,必存,吾是以知其愛也。」晏子曰:「嬰對則為罪,不對則無以事君,敢不對乎!嬰聞之,臣專其君,謂之不忠;子專其父,謂之不孝;妻專其夫,謂之嫉妒。為臣道君,親於父兄,有禮於群臣,有惠於百姓,有義於諸侯,謂之忠也;為子道父,以鍾愛其兄弟,施行於諸父,以慈惠於眾子,誠信於朋友,謂之孝也;為妻,使眾妾皆得驩欣於夫,謂之不妒也。今四封之民,皆君之臣也,而唯據盡力以愛君,何愛者之少耶?四封之貨,皆君之有也,而唯據也,以其私財忠於君,何忠者之寡耶?據之防塞群臣,壅蔽君,無乃甚乎?」公曰:「善哉!微子,寡人不知據之至於是也。」遂罷為壟之役,廢厚葬之令。令有司據法而責,群臣陳過而諫。故官無廢法,臣無隱忠,而百姓大悅。(卷三十三 晏子・諫下)

【白話】
梁丘據死了,齊景公召見晏子,然後告訴他說:「梁丘據對我既忠心又愛戴我。我想要厚葬他。把他的墳墓營造得又高又大。」晏子說:「請問梁丘據是怎麼忠愛君王您的,可以說來讓我聽聽嗎?」齊景公說:「我有喜歡的物品,官員沒能都供應我,而梁丘據用他自己的錢財買來供應我,我從這件事知道他的忠心;每當遇到風雨天,不管是日暮或深夜召見他,他一定到,我從這件事知道他的愛戴。」晏子說:「我回答您,就一定會得罪您,不回答您,那我怎麼叫侍奉君王呢?敢不回答嗎?我聽說,臣子專愛君王,叫做不忠;子專愛父親,叫做不孝;妻子專愛丈夫,叫做嫉妒。為臣侍奉君王的道理,在於引導君王親愛父兄,禮遇群臣,對百姓有恩惠,對諸侯有信義,叫做忠;做兒子的道理,在於引導父親將其對親兄弟的愛,推廣到他的叔伯身上,以他對眾多孩子的慈愛恩惠,推及誠懇地對待朋友,這叫做孝;為妻的道理,在於讓眾妾都能取得丈夫歡欣,這叫做不嫉妒。現在四方的人民,都是君王的臣子,唯有梁丘據竭盡全力愛戴君王,為什麼愛戴國君的人這樣少呢?四方的財物,都是君王所有,唯有梁丘據能用私人財物向君王盡忠,為何盡忠的人這樣少呢?梁丘據設防堵絕群臣,蒙蔽君王,不是太嚴重了嗎?」景公說:「好呀!不是先生,寡人不知道梁丘據到了這種地步。」於是停止了為他營造高墳的工程,中止厚葬的命令。命令有關官吏依據法令責處,群臣陳述過失,直言進諫。因此官府中沒有虛設的法令,臣子的忠心不被埋沒,而百姓非常高興。

【日本語訳】
梁丘據が亡くなったので、齊の景公は晏子を呼び寄せて言いました。「梁丘據は私に大変な忠義を尽くしてくれました。手厚く葬ってあげたいので、彼の墓を高くて立派なものにしようと考えております。」晏子は言いました。「梁丘據はどのようにして君主であるあなたに忠義を尽くしていたのか、伺ってもよろしいでしょうか?」齊景公は答えました。「何か好きな物があると、ほかの官員はだれもくれなかったのに、梁丘據は自分の金で買ってくれました。雨でも大風でも、夕方でも深夜でも、彼を呼び寄せると必ず来てくれました。これらのことから彼の忠義が分かります。晏子は言いました。「ご質問に答えると、必ずあなたのご不興を買ってしまいますが、答えなければ、どのようにお仕えが出来ましょうか。それでも、答えなくていいわけがありましょうか。このようなことを聞いたことがあります。臣下が君主だけを愛すのは、不忠といわれます。子が父親だけを愛すのは、不孝といわれます。妻が夫のことだけを愛すのは、嫉妬といわれます。何故なら、臣下は君主が親兄弟を愛護し、民に恩恵をもたらし、諸侯に信義ある態度でいられるように導くことこそ、忠といえます。子どもは父親が自身への誠実な愛をその叔父たちである先輩や友人にまで広められるように導くことこそ孝といえます。妻はすべての妾が夫に喜んでもらえるようにすることこそ妬まずといえます。四方の民みな、君主の臣下といえるのに、何故梁丘據だけが全力を尽くして君主を愛せて、彼ほどのことをできる者は少ないのでしょうか。四方の財物はみな君主のものなのに、なぜ梁丘據だけが個人の財物で君主に忠義を尽くせるのでしょうか?これは梁丘據が群臣と陛下が近づくのを阻止し、君王をひどく惑わせていたからではありませんか?」景公は言いました。「よくぞ言ってくれました!先生でなければ、寡人は梁丘據がここまでひどかったとは知りませんでした。」そして高い墓を建てるための工事は中断され、手厚く葬る命令も中止にされました。また、官吏たちも率直な物言いで進言できるようになりました。恰好だけの法令はなくなり、臣下の忠誠心は埋もれなくなり、民も大変喜びました。

>> 群書治要三六〇 #明辨 #邪正