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印光法师文钞

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群書治要三六〇(4-360)

360.庶群嗜酒,腥聞在上,故天降喪于殷。天非虐,惟人自速辜。(卷二 尚書) 【白話】商紂眾群臣酷愛喝酒,腥穢升聞於上天,所以上天滅亡殷邦。上天並不暴虐,是人行惡自己招來罪罰。 【日本語訳】商紂の群臣は酒飲みを何よりも愛していたが、酒の生臭さが天まで駆け上ったので、天は殷国を滅ぼしました。天が暴虐なのではなく、人が悪いことをしたので自ら罪を犯した罰を招いてしまったのです。 >> 群書治要三六〇 #明辨 #因果

群書治要三六〇(4-359)

…一張巨大的網涵蓋萬物,雖寬大稀疏,但是司察人善惡,卻沒有漏失的。 【日本語訳】天の理は謙虚な柔和な態度であり、人と貴賤を争わなければ、自然に勝てます。大げさに言わずに、万物の自然に任せて対応します。けしかけることなく自動的に帰服させられます。寛大な対応をしつつ、謀略に長けています。天の道は果てしなく広く、まるで巨大な網のように万物を覆いかぶさります。寛大な態度で見逃してしまいそうに見えながらも、人の善悪をよく観察し、少しも見落としません。 >> 群書治要三六〇 #明辨 #因果

群書治要三六〇(4-358)

…訳】周の武王は商殷を討伐しようとした時、二人の男性を仲間にしたので、彼らに問いました。「殷が滅びようとしていた時に、何か自然の理に背くような怪異にして不吉な物事や現象はありませんでしたか?」そのうちの一人が答えました。「ありました。殷国では血の雨、石灰の雨、小石の雨が降りました。小さなものは槌ほどの大きさから、大きいものは塵取りほどの大きさまであります。また、六月にもなっていたのに、まだ雪が降ったりして、それも一尺あまりも積もりました。」 >> 群書治要三六〇 #明辨 #因果

群書治要三六〇(4-357)

…通しているようでは、その年はよく洪水になり、民の五穀は傷つけられて成長できなくなってしまいます。国君が戦うことを好み、戦乱がやまないと、日月は互いに隠れて侵蝕し、太白の星はその行方をくらまします。そのため、国君の行いがいいものであれば、天は仁徳をもって応えます。悪いものであれば、民は武をもって(国君に対しての)守りを固め、神は(その国君の)職務と権力を奪います。まるで声に呼応するこだまのようであり、動く形につきまとう影のようでもあります。 >> 群書治要三六〇 #明辨 #因果

群書治要三六〇(4-356)

…權,助其成功。」 【日本語訳】周文王は姜太公に尋ねました。「国君の行いの良し悪しには福や禍が呼応して現れるといわれるが、神鬼によるものはないでしょうか?」姜太公は答えました。「あります。国君の行いが悪いものであれば、天地は懲罰を下します。もし良いものであれば、天地は仁徳を示します。もし天地に逆らって物事を行えば、民は武力をもって国君のことを警戒します。もし天地に順応していれば、神々はその国君に職権を与えて、成功するように助力を貸します。」 >> 群書治要三六〇 #明辨 #因果

群書治要三六〇(4-355)

…ます。元康九年(西暦二九九年)、朝廷の内外に妊娠して息子を生んだことがあると嘘つき、妹の息子である韓慰祖を自分が生んだ息子にしようと、太子の廃止を企みました。いつも嘘をつき悪巧みをして、ついには太子である司馬遹をも殺害し、多くの悪事が明るみになりました。永康元年(西暦三OO年)、趙王である司馬倫は齊王である司馬冏に賈南風を金墉城まで収監するように命じ、皇后の身分を剝奪して庶民としました。間もなく、司馬倫は彼女に金屑酒を授けて毒殺しました。 >> 群書治要三六〇 #明辨 #因果

群書治要三六〇(4-354)

354.禹曰:「惠迪吉,從逆凶,惟影響。」(卷二 尚書) 【白話】大禹說:「順著天道而行的,招來吉祥;違背天道而行的,招來災殃,吉凶之報就像影子隨著形,回響應著聲一樣。」 【日本語訳】大禹は言いました。「天の理に従ってやってきたものは、吉祥を招いてくれます。天の理に逆らってやってきたものは、災いを招いてくれます。吉凶の知らせは形にまとわりつく影のようであり、声に呼応するこだまのようでもあります。」 >> 群書治要三六〇 #明辨 #因果

群書治要三六〇(4-353)

…いものでした。そのため、無道な暗君は殺されたり流されたりしたが、滅亡のあとの復興を崇める道義を重んじていたので、国として滅亡させられることはありませんでした。君王でも殺害や島流しの刑を免れないと知ると、諸侯国の国君は恐れをなして注意深くなり、その子孫は国を受け継ぎながら、亡国させるようなことにならないのです。諸侯国に滅亡の危険がなく、天子も彼らを頼りにすれば天下の情勢を安定させられるので、これこそ周王朝が長期にわたって存続できた原因です! >> 群書治要三六〇 #明辨 #辨物

群書治要三六〇(4-352)

352.凡學者,能明於天人之分,通於治亂之本,見其終始,可謂達矣。(卷三十五 文子・上義) 【白話】凡是求學的人,能明白天道與人道的不同和區別,能了解治亂的根本,能看清事情的開始和結束,可以說是通曉事理了。 【日本語訳】凡そ勉強する者は天の理と人の理の違いと区別をつけられます。混乱を治めるための根本が分かり、物事の始まりと終わりを見定めるようになれれば、すべての理に通じているといえましょう。 >> 群書治要三六〇 #明辨 #辨物

群書治要三六〇(4-351)

351.弗知稼穡之艱難,弗聞小人之勞,惟耽樂之從,亦罔或克壽。(卷二 尚書) 【白話】不知道農事勞動十分不易,不關心庶民勞動的辛苦,只流連於玩樂,這樣的君王,沒有一個能夠長壽的。 【日本語訳】農務の労働の大変さが分からず、庶民の労働の大変さに関心がなく、ひたすら遊び楽しむことに耽っている君主に長寿な者は一人もいませんでした。 >> 群書治要三六〇 #明辨 #辨物

群書治要三六〇(4-350)

…) 【白話】有仁德的人見此性此道,即稱為「仁」;有智慧的人體察此性此道,即稱為「智」。一般人民日常生活所應用的都不離此性此道,卻不能體認知曉,所以能明「君子之道」的人很少呀! 【日本語訳】仁徳のある者は何かの品性と理を見れば、「仁」だといいます。智慧のある者は何かの品性と理を見れば、「智」だといいます。一般の人々の日常生活で接するものにもすべて品性と理があるのに、彼らのような認識と見解ができないので、「君子の理」が分かる者は少ないのです! >> 群書治要三六〇 #明辨 #辨物

群書治要三六〇(4-349)

349.仰以觀於天文,俯以察於地理,知幽明之故,知死生之說也。(卷一 周易・繫辭上傳) 【白話】抬頭遠觀天上星辰運行的軌道變化,低頭仔細察看地貌、地質的紋理變化,因此可以明白天地間事物明暗的原因,明白死生的道理。 【日本語訳】頭をあげて遠くにある天の星々が運行する軌道の変化を眺めて、頭を下げて地面の模様と地質の文様の変化を注意深く観察すれば、天地の間にある物事の明暗の原因や生死の理が分かるようになります。 >> 群書治要三六〇 #明辨 #辨物

群書治要三六〇(4-348)

348.鼓之以雷霆,潤之以風雨,日月運行,一寒一暑。(卷一 周易・繫辭上傳) 【白話】在整個天地自然環境中,我們看到雷霆鼓動天地萬物的變化,風雨潤澤萬物,日月交替運行,寒暑交替,形成四季。 【日本語訳】天地という自然環境の中で、私たちは雷が天地万物の変化を轟かせているさまを目の当たりにしました。雨風は万物を潤い、日月は交替して運行し、寒さと暑さも交替することによって四季はなりたちます。 >> 群書治要三六〇 #明辨 #辨物

群書治要三六〇(4-347)

… 【白話】泰卦,〈象傳〉說:上卦為坤為地,下卦為乾為天,天地相互交合,是泰卦的現象。它象徵君后以資財來裁成天地的功用,適宜輔助天地的安排,使之成為對人民生活有用的東西。 【日本語訳】泰の卦は『象伝』によれば、「上卦の坤は地であり、下卦の乾は天であり、天地が互いに交じり合うのは、泰の卦が表す現象です。君主と皇后が財物などの資源で天地の役を果たし、天地の采配を適宜に助けることによって、民の暮らしにとって有益なものになれるようにすることです。」 >> 群書治要三六〇 #明辨 #辨物

群書治要三六〇(4-346)

…天;下卦為兌,為澤,是履卦尊卑有別之現象。此上下居位者的正理,人們行為當如是,君子們效法它的精神,用以辨正上下履踐的本分,安定人民的心。 【日本語訳】履の卦は『象伝』によれば、「上卦の乾は天であり、下卦の兌は澤であり、尊卑は区別すべきものだという現象です。すなわち、上下それぞれの地位にいる者にとっての正しい理であり、人々もこの通りに行動すべきです。君子たちはこの精神を見習って上下それぞれが履行すべき本分をして、民の心を安定させるのです。」 >> 群書治要三六〇 #明辨 #辨物

群書治要三六〇(4-345)

…位,是因為輔助的人很顯貴,讚揚的人非常多的緣故。 【日本語訳】辺境の民や農具で耕している民の中には高い徳行と才能のある者がいるかもしれません。彼らは大禹、臯陶のような美徳を持っているかもしれないが、朝廷から任用されないのは、推薦してくれる者がいないからです。王侯貴族の子孫たちや王室親族の徒党には大した才能はないかもしれないないが、尊くて高い地位にいられるのは、助けてくれる人の地位が尊いものであり、褒めたたえてくれる者が非常に多いからです。 >> 群書治要三六〇 #明辨 #朋党

群書治要三六〇(4-344)

…うでしょう。今の太子(司馬衷)はまだ嫁をもらっていないので、もし賈充の娘を太子妃にすることができれば、賈充が朝廷にいられなくなる命も自然に中止になります。」荀勗と馮紞は晉武帝が暇な時を見計らって、共に晉武帝に賈充の娘である賈南風は非常に善良で絶世の美女であり、もし東宮の妃にすることができたら、必ず君子を補佐できるし、「關雎」で書かれた皇后と妃の美徳を兼ね備えていると力説しました。このようにして、太子司馬衷と賈充の娘賈南風は結婚したのです。 >> 群書治要三六〇 #明辨 #朋党

群書治要三六〇(4-343)

…評定もないと、官職と爵位を求める者は逃げ道を作って、本末転倒にも品行ではなく、ずる賢いことをして官職を得ようとします。そのため、その生涯についての陳述には事実はなく、あるのは粉飾された浮ついた讃辞だけです。その品位についての評定も功績と照らしわせられておらず、私心による褒め言葉の多くはうそのねつ造です。これでは、上に対しては朝廷の評定官の職分を奪ってしまい、下に対しては落ち着きのない浮つきと私欲のために徒党を組む風習を助長してしまいます。 >> 群書治要三六〇 #明辨 #朋党

群書治要三六〇(4-342)

…たに仕えられる者なら、自分より百倍の能力の持ち主です。急いで後をついてくるものの立ち止まったり、問いかけてきたのに黙り込んでしまったりする者ならば、自分より十倍の能力の持ち主です。ほかの人がしたから真似でしてしまう者ならば、自分と同じくらいの能力の持ち主です。もしあなたが机で頬杖をついて、杖で指図を出すような者ならば、その者はあなたに指図されて仕える召使いです。もしあなたが思うように罵るような者ならば、苦役を課せられてやってきた奴隷です。 >> 群書治要三六〇 #明辨 #才德

群書治要三六〇(4-341)

…すれば、成功しないことはないでしょう。匠は二つの技を持たないし、士人は官職を兼任しません。職務がその者の才能に適していれば、仕事が遅れて完成することなく、物がもっともいい使い方をされれば、機械がよく壊れることはありません。責任の小さいものは実現しやすき、職務のすくないことは簡単に処理でき、軽い任務は頑張って仕上げられます。君主が任せる任務の量が少なくて簡単なものだと、臣下は達成しやすく、お互いに長く付きあっても嫌いになることはありません。 >> 群書治要三六〇 #明辨 #才德

群書治要三六〇(4-340)

…にたくさんいました。秋のヨモギというのは、根本は弱々しいのに、枝葉は大変茂るものです。春になると、根本は腐って倒れてしまうので、風が吹けば、風と共にどこまでも舞い散ってしまいます。」景公は魯昭公の話を晏子に告げました。「もし魯昭公を自分の国に帰らせたら、古代の賢明な国君のようにならないでしょうか?」晏子は答えました。「それはないでしょう。愚かな者はよく後悔するし、賢明でない者はいつも自分のことを賢明で徳のある者だと思い込んでいますから。」 >> 群書治要三六〇 #明辨 #才德

群書治要三六〇(4-339)

…内容は人の実際の行いを反映できないものです。このような制度で官員の任命や官職を決めようとしても、品級は本当の才能の程を反映できていません。さすれば、どのようにして百官をうまく管理できましょうか。また、どのようにすればあまたの政事を上手く執り行えましょうか。この(制度にかかわる)官員の官職は「中正」と呼ばれるが、実際は偏り切ったずる賢い官員です。やっていることは「九つの品級」を見極めることのはずであるが、実際は八つの弊害をもたらしています。 >> 群書治要三六〇 #明辨 #才德

群書治要三六〇(4-338)

338.五載一巡狩,群后四朝。敷奏以言,明試以功,車服以庸。(卷二 尚書) 【白話】舜帝執政,每五年巡視一次,天子不出都巡視的四年裡,諸侯應入都謁見君主。諸侯報告他們的政務,然後君主考察他們的政績,賞賜車馬衣物加以表彰。 【日本語訳】舜帝は執政していた頃、五年ごとに一度は巡視をしていました。天子が巡視しない四年間では、諸侯が入京して謁見していました。諸侯がその政務を報告すると、君主はその功績に応じて、車や馬や衣服など与えて褒めました。 >> 群書治要三六〇 #明辨 #才德

群書治要三六〇(4-337)

…邇人安。(卷二 尚書) 【白話】犬馬不是產於這塊土地的不去畜養,珍貴奇異的禽獸,也不要畜養在國內。不去看重遠方的物產,那麼遠方的人就會來歸附;所尊重的只有賢德人,那麼附近的人就會安居樂業。 【日本語訳】犬も馬もこの土地で生まれたものでなければ育てません。珍奇な獣も国内では飼育しません。遠方の物産を重視して珍しがらなければ、遠方の者の方から付き従ってきます。徳行のある賢人だけを尊重すれば、近くの者たちは安心して暮らせて楽しく仕事に励めます。 >> 群書治要三六〇 #明辨 #才德

群書治要三六〇(4-336)

…白話】任用的官員一定是要有德有才的人,而輔佐且親近的大臣一定是要忠直善良的,這樣的人才是很難取得,要能謹慎考察,群臣能和,才能一心事奉君王,一心為人民服務。 【日本語訳】任用する官員は必ず徳行と才能を兼ね備えた者であり、補佐している親しい大臣たちも善良で忠誠心の厚い正直者でなければいけないが、このような人材はとても得難いのです。謹慎に考察することができて、群臣とも仲良くなれる者こそ、一心不乱に君主のために仕えて、民のための仕事ができます。 >> 群書治要三六〇 #明辨 #才德

群書治要三六〇(4-335)

…がほかの人からの異なる意見を聞き入れると、忠臣の運気もそう続かないものでしょう。さらにはいつの間にか大きな禍がふりかかってきてもおかしくないのです。君主からの褒美はひと時の楽しみなのに、君主からの信頼を失えば終身の禍です。褒美を受け賜わったという名声だけあるものの、実は最終的には懲罰されてしまいかねないということです。そのため、忠臣には君主から離れること以外に保身の道はありません。賢い者なら熟慮すれば、もう忠臣なんてなりたくないものです。 >> 群書治要三六〇 #明辨 #人情

群書治要三六〇(4-334)

…多くなくても使える者さえいればいいものでしょう?」文子は言いました。「観察することによって盗人を捕まえられるが、盗みそのものを根絶したわけではありません!それに郤雍は必ずいい死に方ができないでしょう。」間もなく、盗人の集団が企みました。「何故おれたちは貧しくなったのだろうか。みな郤雍のせいさ。」それで彼らは一緒に盗みをしてから郤雍を殺しました。晉侯は報告を聞いた後、非常に驚いて文子を呼び寄せて言いました。「やはりあなたの言う通りでした。」 >> 群書治要三六〇 #明辨 #人情

群書治要三六〇(4-333)

…なわち、賢人君子でも過ちを犯さないわけではないが、国に害をなすほどのものでなかれば、国法によって罰せられることはありません。もし犯した過ちが酷すぎるものであれば、王法による懲罰は必ず彼らの身に課せられましょう。これは告発された罪の重さを判断し処理する時の通則です。そのため、君子は行ってきた善行のために保全されて褒められるが、善行をしてこなかった者は必ず人々への見せしめとして殺戮などの懲罰を受けます。これこそ懲罰するか赦免するかの準則です。 >> 群書治要三六〇 #明辨 #人情

群書治要三六〇(4-332)

332.〈象〉曰:山上有雷,小過。君子以行過乎恭,喪過乎哀,用過乎儉。(卷一 周易) 【白話】〈象傳〉說:下艮為山,上震為雷,這就是〈小過〉卦的意象。君子行為要盡量恭敬,有喪事盡量悲哀,需用費時盡可能節儉。 【日本語訳】『象伝』によれば、「下の艮は山であり、上の震は雷である時、すなわち「小過」の卦という意味です。君子の行いはできるだけ恭しく、喪があるとできるだけ悲しみ、出費があればできるだけ節約しなさい。」 >> 群書治要三六〇 #明辨 #人情

群書治要三六〇(4-331)

…も言い繕えません。親族が親孝行のできる者だといわれ、君主からは忠義に厚い者だといわれ、友達からは信用のおける者だといわれれば、天下の人々がどれほど手を尽くしてもその者のことを悪くいえません。つじつまが合うと、是非も正しさも間違いも自ずと分かるようになります。行為についても同じです。親、君主、友達これら三つの評価が合わさった時、その人の行為が実際にはどのようなものなのかは自ずと分かるようになります。これこそ人の行いを観察するための方法です。 >> 群書治要三六〇 #明辨 #邪正