半懂

印光法师文钞

群書治要三六〇(4-342)

342.博選者,序德程俊也。道凡四稽:一曰天、二曰地、三曰人、四曰命。人有五至:一曰百己、二曰十己、三曰若己、四曰廝役、五曰徒隷。所謂天者,理物情者也。所謂地者,常弗去者也。所謂人者,惡死樂生者也。所謂命者,靡不在君者也。君者,端神明者也。神明者,以人為本;人者,以賢聖為本;賢聖者,以博選為本;博選者,以五至為本。故北面事之,則百己者至;先趨而後息,先問而後默,則十己者至;人趨己趨,則若己者至;馮几據杖,指麾而使,則廝役者至;噫唶叱,則徒隷人至矣。(卷三十四 鶡冠子・博選)

【白話】
廣泛選拔人才,就是評議其品德的高低和考核其才智的大小。「道」有四個方面:一是天,二是地,三是人,四是命。人有五種:一是能力百倍於己的,二是能力十倍於己的,三是能力和自己相當的,四是供使喚的僕役,五是服苦役的犯人。所謂天,是管理事物的情況。所謂地,是永遠不會離開的。所謂人,是討厭死喜歡生的。所謂命,是沒有不存在於君主的。君主是保持知覺敏銳、精神正直的人。保持知覺敏銳、精神正直的根本在於人,人的根本在於聖賢,聖賢的根本在於廣泛選拔人才,廣泛選拔人才的根本在於認得這五種人。因此如果是當謀臣而侍奉他,那就是能力百倍於己的人來到了;如果先是快步追隨而後卻停下來,先是問而後卻又默然,那就是能力十倍於己的人來了;如果別人那麼做自己也那麼做,那就是能力跟自己差不多的人來了;如果你靠著桌子,按著手杖,讓你指揮使喚的人,那就是供使喚的僕役來了;如果讓你隨意斥喝責罵,那就是服苦役的奴隸來了。

【日本語訳】
人材を広く選抜するとは、その品徳と才智の高さを評議して考察することです。「道」では四つのことが見られます。一つ目は天です。二つ目は地です。三つ目は人です。四つ目は命です。この中の人はさらに五つに分けることができます。能力が自分よりも百倍ある者。能力が自分よりも十倍ある者。能力が自分と相当する者。使役のための召使い。苦役の犯人。(人とは細かく分けると上記のこれら五つです。)天とは、物事の情況を管理することです。地とは、永遠に離れないことです。人とは、死を嫌い生を喜ぶ者です。命とは、君主の中にある者です。君主は鋭い感覚と正直な精神の持ち主であり、その根本は人にあって、人の根本は聖人や賢人にあるが、聖人や賢人の根本は広く人材を選抜することであり、広く人材を選抜するにはこれら五つの種類の人間を見極められることです。深慮のできる大臣のようにあなたに仕えられる者なら、自分より百倍の能力の持ち主です。急いで後をついてくるものの立ち止まったり、問いかけてきたのに黙り込んでしまったりする者ならば、自分より十倍の能力の持ち主です。ほかの人がしたから真似でしてしまう者ならば、自分と同じくらいの能力の持ち主です。もしあなたが机で頬杖をついて、杖で指図を出すような者ならば、その者はあなたに指図されて仕える召使いです。もしあなたが思うように罵るような者ならば、苦役を課せられてやってきた奴隷です。

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