半懂

印光法师文钞

群書治要三六〇(4-343)

343.既無鄉老紀行之譽,又非朝廷考績之課,遂使進官之人,棄近求遠,背本逐末,位以求成,不由行立。故狀無實事,諧文浮飾;品不校功,黨譽虛妄。上奪天朝考績之分,下長浮華朋黨之事。(卷三十 晉書下・傳)

【白話】
既沒有鄉老記載其品行的好壞,又沒有朝廷考核其政績的評定,於是就會使想加官進爵的人捨近求遠,背本逐末,靠鑽營而得到官職,而不是由品行。所以對其生平的陳述沒有事實,不過只是浮誇粉飾的辭語;對其品位的劃定也不比照功績,偏私的稱譽多為虛假捏造。這樣一來,對上剝奪了朝廷考核官吏功過的職分,對下助長了華而不實、結黨營私的風氣。

【日本語訳】
故郷の長老による品行の良し悪しの記録がなく、朝廷による業績の評定もないと、官職と爵位を求める者は逃げ道を作って、本末転倒にも品行ではなく、ずる賢いことをして官職を得ようとします。そのため、その生涯についての陳述には事実はなく、あるのは粉飾された浮ついた讃辞だけです。その品位についての評定も功績と照らしわせられておらず、私心による褒め言葉の多くはうそのねつ造です。これでは、上に対しては朝廷の評定官の職分を奪ってしまい、下に対しては落ち着きのない浮つきと私欲のために徒党を組む風習を助長してしまいます。

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