半懂

印光法师文钞

群書治要三六〇(3-29)

29.袞①病困,令世子曰:「汝幼少,未聞義方,早為人君,但知樂不知苦,必將以驕奢為失也。接大臣,務以禮;雖非大臣,老者猶宜答拜;事兄以敬,恤弟以慈。兄弟有不良之行,當造膝②諫之;諫之不從,流涕喻之;喻之不改,乃白其母;若猶不改,當以奏聞,並辭國土。與其守寵罹禍,不若貧賤全身也,此亦謂大罪惡耳。其微過細愆,故當奄覆之。嗟乎!小子,慎脩乃身,奉聖朝以忠貞,事太妃以孝敬。閨闈之內,奉令於太妃;閫閾之外,受教於沛王③。無怠乃心,以慰余靈。」(卷二十六 魏志下)

【注釈】
①袞:曹袞,三國時期曹魏宗室,魏武帝曹操之子,魏文帝曹丕異母弟,母杜夫人。②造膝:到膝前,指到他身邊。③沛王:曹林,曹操之子,與曹袞同為杜夫人之子。青龍三年,曹袞有疾,明帝遣太妃、沛王曹林同來省疾。

【白話】
曹袞病重之時,教令繼承自己王位的兒子說:「你年紀尚小,還不懂得為人處世的道理,過早成為人主,若知道享樂而不知道吃苦,必將會因為驕傲奢侈犯下過失。接待大臣時,務必要遵照禮儀,即使不是大臣,對年老的人也應該回拜;奉事兄長要恭敬,照顧弟弟要慈愛。兄弟有不良的行為,應當到他身邊促膝談心勸諫他;若勸諫不聽,就要流著淚開導他;開導他還不改,那就要稟告他的母親。如果仍然不改,就應當上奏天子,並削奪其封國土地。與其讓他保持著恩寵而遭禍,不如身處貧賤而保全性命。當然這說的是大的罪惡。至於微細的過錯,就應當為他們掩蓋。唉,兒子啊!要謹慎的修養自身,事奉朝廷要忠誠堅貞,侍奉太妃要孝順恭敬。家裡的事應遵從太妃的指令,外面的事要接受伯父沛王的教導。你不要讓心懈怠下來,以此來慰藉我的靈魂。」

【日本語訳】
重病に侵されていた曹袞は、王位を継ぐ子どもに次のように言いました。「あなたはまだ幼く、世の中の理と人との接し方をまだよく分かっていません。あまりにも早く君主になって、耐え忍ぶことを知らずに栄華ばかりを享受していると、必ずや驕りや贅沢で過ちを犯してしまいましょう。大臣に接する時は、必ずや礼儀を守りなさい。相手が大臣でなくても、高齢の方には礼をもって接するべきです。兄には敬愛の気持ちを、弟には慈愛の心を忘れないことです。兄弟が良くない行いをしているのであれば、そのそばに行って心を開き、じっくりと話し合いをして諌めるべきです。もし兄弟が聞いてくれないのでしたら、涙を流して説得しなさい。説得が無理ならば、母親にこのことを告げるべきです。それでも兄弟が改めてくれないのでしたら、天子に報告してその領土を奪うようにしなさい。何故なら、このまま恩寵を驕りに思っていずれ大きな災いに遭うよりも、たとえ貧しくて卑しい境地に陥っても、兄弟には命を守って欲しいものです。勿論、ここで言っているのは大きな罪のことであり、ささやかな過ちのことならば、あなたがそれを補うべきです。ああ、息子よ。慎ましく己の品性を養いなさい。朝廷には忠誠を誓い、あなたの祖母である太妃には恭しく孝行をしなさい。家のことは太妃に伺い、外のことは叔父である沛王のご指導を仰ぎましょう。きっと気持ちを引き締めて、私の魂を慰めてください。」

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