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印光法师文钞

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群書治要三六〇(3-321)

…礼節もありません。邪な者の讒言を好んで聞き入れて信用し、推薦された者を任用するので、功労のない者は褒美を与えられて、徳のない者が豊かになっていきます。横暴にして専制を好むので、政令は全て紂王一人しか下せません。礼と義、忠と信を重んじない紂王は、聖人のことなど眼中になく、賢人のことも無視しているので、国は法制がなく、重さや長短などを量るための統一した標準もありません。これらはいずれも殷国における、常軌から大きく逸してしまった怪異なことです。 >> 群書治要三六〇 #敬慎 #鑒戒

群書治要三六〇(3-320)

…無:勿。②于:以。③鑒:照,察看。 【白話】古人有句格言說:「人不要只把水當作鏡子觀察自己,而應當把百姓作為鏡子審查自己。」如今殷已失掉了他的天命,我們豈可不深刻反省以殷商滅亡之事為鑑呢? 【日本語訳】昔の人はこのような格言を言われました。「人は水を鏡にして、自分のことを観察してはなりません。民を鏡にして、自分のことを審査するべきです。」今や殷はその天命を失ったが、私たちも殷商が滅亡したことを鏡として、深く反省しないわけにはまいりません。 >> 群書治要三六〇 #敬慎 #鑒戒

群書治要三六〇(3-319)

…から、そばについていた弟子たちに言われました。「これこそ周朝が栄えて強盛になった原因です!明鏡は人の身なりを観察するためのものであり、歴史は現実を見定めて未来を予知するためのものです。もし主君が昔の聖王が長く平穏に治国できた道を勤めて受け継げようとしない上に、亡国の君主がいかにして国を滅亡させたのかも無視しているのならば、まるで後ろ向きに歩いているのに、先頭にいる者に追いつこうとしているのと違いがありません。何と馬鹿げたことでしょうか。」 >> 群書治要三六〇 #敬慎 #鑒戒

群書治要三六〇(3-318)

…日本語訳】国が混乱するのには三つの原因があります。民は飢饉にあって家を失ったのに、君主に民を安定させるだけの食糧がなければ、国は混乱してしまいます。国を治めるのに、法令や制度がなければ、国は混乱に陥ってしまいます。法令や制度はあるのに、徹底して執行することができなくても、国は混乱に陥ってしまいます。民を安定させるだけの充分な食糧があって、良好な法令や制度を徹底して執行することができれば、国を治められないことは、未だかつて一度もありません。 >> 群書治要三六〇 #敬慎 #治乱

群書治要三六〇(3-317)

…徳育をよくすることだと、既に心得ております。そのように心得ていれば、人に地位を与える時は必ずその徳性と品行に、人に俸禄を与える時は必ずその功労に、そして人に官職を与える時は必ずその才能に見合うようにします。これら三つのことは、混乱を治めるための根本です。地位と徳性や品行が一致していれば、賢徳のある者は上位に、賢徳のない者は下位にいます。俸禄と功労が一致していれば、功労のある者は励まされて、功労のない者はそれを目標に努力するようになります。 >> 群書治要三六〇 #敬慎 #治乱

群書治要三六〇(3-316)

…。「政事を執り行う時、先に民を教育していなかったのに、民が罪を犯せばすぐに殺してしまうのは、残虐だと言えます。新しい制度を実行する時、先に繰り返し宣伝して広まらなかったのに、すぐに目に見える成果が欲しいのは、暴虐だと言えます。政令の頒布が遅いのに、完成する期限は短く、一刻の猶予も許さないのは、民を騙して害を及ぼすようなものです。財物を民に分配すると言いながら、いざ分配する時は吝嗇しているのは、官位の低い官吏程度の気前しかないと言えます。」 >> 群書治要三六〇 #敬慎 #治乱

群書治要三六〇(3-315)

…ります。任用する官員に才能がなければ、臣下たちが動乱を起こってしまう原因になります。これら四つの状況を識別できなければ、君主は制度と規則を失ってしまいます。臣下たちが朋党を結び、私利を企むようになると、君主は宗族からの支持を失ってしまいます。そのために、正妻の地位は確固たるものでなければならず、嫡子の名分は正さなければなりません。宰相の官位が正されてこそ、政事に専念することができます。百官は忠信を守ってこそ、その職務を敬謙に執り行えます。 >> 群書治要三六〇 #敬慎 #治乱

群書治要三六〇(3-314)

…しているので、成功しないことはありません。自分の意見を固持せずに、天下の人々の智慧と力に頼ることができれば、自分は安逸でいられる上に、多くの者に福をもたらせます。暗君は自分の才智を驕っているので、聖人の智慧に頼りません。自分の能力を驕っているので、万人の力を借りません。そのために、自分は疲労困憊にして多くの禍にまみれています。ゆえに、「独断で物事を横柄に行う国君がいれば、その国政は必ず苦労が多くて禍にまみれてしまいましょう」と言われます。 >> 群書治要三六〇 #敬慎 #治乱

群書治要三六〇(3-313)

…產生君臣、長幼、親疏關係各自本分的起點,是國家治亂安危關鍵之所在。(所以成敗)勿求於他人,必須反求諸己。(自己按正義行事,才能獲得成功。) 【日本語訳】義とは、万事の綱紀であり、君臣や長幼、親疎の関係それぞれの本質をなすものであります。また、国が混乱を治めて、危険を安定させるための鍵でもあります。(そのために、成敗は)人に求めるのではなく、逆に自分に対して要求しなければなりません。(自分が正義に従って物事を進行すれば、成功を得られます。) >> 群書治要三六〇 #敬慎 #治乱

群書治要三六〇(3-312)

…上古及三代的部落首領及君王稱「后」。③克:能夠。④厥:其。⑤乂:治理,安定。⑥敏:敏捷,迅速。 【白話】大禹曾說:「如果君主能夠了解盡到君主職責的艱難,臣子能夠了解盡到臣子本分的艱辛,國政就會得以安定,民眾就會迅速去修養自己的德行。」 【日本語訳】大禹は言われました。「もし君主が君主としての責務を全うすることの難しさを理解し、臣下が臣下としての本分を守ることの厳しさを分れば、国政は安定し、民は速やかに自分たちの徳性と品行を修めましょう。」 >> 群書治要三六〇 #敬慎 #治乱

群書治要三六〇(3-311)

…晉文公向郭偃問道:「開始的時候,我以為治理國家是很容易的事,現在才感到很難。」郭偃回答說:「君上如果以為容易,那麼困難將會到來;君上如果認為困難,那麼容易將會到來。」 【日本語訳】文公は郭偃に言われました。「最初の頃は、国を治めるのは簡単なことだと思っていました。今になって、その難しさがよく分ります。」郭偃は答えました。「もし殿が簡単だとお思いのであれば、困難はやってまいります。もし難しいとお思いのであれば、自ずとやさしくなりましょう。」 >> 群書治要三六〇 #敬慎 #治乱

群書治要三六〇(3-310)

…着るのは寒さを凌ぐためであり、食べ物を食すのは飢えを満たすためでした。また、器物は使えるだけで充分であり、家は雨風を凌げば満足しました。このように、正しい道理で教化すれば、民は居住地に満足して、それぞれの仕事に楽しく取り組むことができました。また、純朴な本質を奨励して勧めると、民から放蕩する心の芽を取り除けます。午前は市が開放する時間ではあるが、それぞれの必需品を得て取引が終えると、民はすぐに帰っていきます。これも温厚な風俗のお蔭でした。 >> 群書治要三六〇 #敬慎 #風俗

群書治要三六〇(3-309)

…、臣下は徳性を修養することを重視します。君主が空論を好むのであれば、臣下は美辞麗句で言葉を修飾することに熱中します。人々が徳性を修養すれば、仁義の道は盛んになります。人々が美辞麗句で言葉を修飾すれば、詐欺の風習が出来上がってしまいます。これは必然の現象です。美徳の養成は難しく、なかなか気付かれません。対して、空論は簡単に書けて人からも好まれます。古代の聖王は美辞麗句は容易く言えて、多くの人が好むものだと知っているので、提唱しませんでした。 >> 群書治要三六〇 #敬慎 #風俗

群書治要三六〇(3-308)

308.順其善意,防其邪心,與民同出一道,即民性可善,風俗可美矣。(卷三十五 文子) 【白話】【白話】君主依從百姓善的意念,防止百姓邪念產生,與百姓共同遵循善道而不變,才可以使百姓棄惡從善、民風趨於淳厚。 【日本語訳】民の善意に従い、邪念が起こることを阻止して、民と共に善道に従って心変わりすることがなければ、君主は民に悪の道を捨てさせ、善の道に邁進させられます。そして民風も徐々に善良にして温厚なものになりましょう。 >> 群書治要三六〇 #敬慎 #風俗

群書治要三六〇(3-307)

…放蕩するようになると、君主は倫理と道徳による教化を提唱してきました。上位にいる者が仁義を重んじるのに、下位にいる者が暴虐の限りを尽すことは今まで一度もありません。また、上位にいる者が道を譲っているのに、下位にいるが道の通行権を争うこともありませんでした。そのために、孔子は言いました。「風俗を移ろわせて変更しなさい。」まさか一軒一軒の民家を訪れなさいと言っている訳ではありません。実は君主や帝王が自ら模範となって、民に見本を示せばよいのです。 >> 群書治要三六〇 #敬慎 #風俗

群書治要三六〇(3-306)

…眾,是天下之大殘也;淫侈之俗,日日以長,是天下之大賊也。(卷十四 漢書二) 【白話】如今人們背離農業趨向商業,食用糧食而不耕種的人口眾多,這是天下的大害;奢侈浪費的風氣日益增長,這是天下的大禍。 【日本語訳】今になって、人々は農業から離れて商業に走るようになりました。食糧を食べるばかりで耕さない人口の甚大なことを見なさい。これは天下を揺るがす大害です。このまま贅沢に浪費する風習が日に日に増長していくと、天下を滅ぼす大禍になってしまいます。 >> 群書治要三六〇 #敬慎 #風俗

群書治要三六〇(3-305)

…。民はこれらの物を見て欲望にかられ、買わずにいられなくなってしまいます。これらの商人は皆、度を超えた豪奢な生活をしています。そのために、もし国の政令が少しでも緩めてしまうと(国民の欲望が際限なく発展するように制限していないと)、天下の官員及び民は全て贅沢になって、礼儀と法令を守らなくなってしまいます。このような風潮は家々に訪れて宣伝した結果ではなく、時勢の移ろいによって自然にそうなってしまったのです。これは国に危害を及ぼす災いの一つです。 >> 群書治要三六〇 #敬慎 #風俗

群書治要三六〇(3-304)

…主が下した禁令が多ければ多いほど、民はやたらと罪に問われることになるので、安心して仕事できずにますます貧しくなってしまいます。民が権謀をよくめぐらし、上下を問わずに恩義を軽視しているのであれば、国はますます混乱になってしまいます。君主が巧妙で精緻な物を重視すると、それに見習って奇をてらった物が民間でも持てはやされるようになります。珍妙にして精巧な物が多ければ多いほど、民は労せずしてそれらの物を得ようとして、盗賊はどんどん増えてしまいます。 >> 群書治要三六〇 #敬慎 #風俗

群書治要三六〇(3-303)

…あります。何かの末梢を妬み恨むのであれば、その根元を切り下ろしてしまうべきです。何かの濁流を嫌うのであれば、その源を塞いでしまうべきです。男女の間も同じです。たとえそれぞれの住処を内外に明らかに分かれて、その仲を疎遠にして会話を禁じ、さらに廉恥を重んじる心を育てることによって、礼儀に背く隙間を塞いでも、その心の中には放蕩したい考えや礼儀を背いてしまおうとする動きがあります。これらの禁止がなくなると、規範を破る行為は尚更増えることでしょう。 >> 群書治要三六〇 #敬慎 #風俗

群書治要三六〇(3-302)

…政,獎賞處罰就不會準確;男女沒有界限,人民就沒有廉恥。如此,卻要求百姓為君主不避禍難,兵士為朝廷捐軀,是不可能的。 【日本語訳】商人が仕官すると、賄賂の悪習は朝廷の上層部にまではびこってしまいます。皇后などの妃たちが朝政に干渉すると、賞罰に準則はなくなってしまいます。男女に区別がないと、民は廉恥を失ってしまいます。このような状態になって、君主のために災いから逃れるなと民に要求し、朝廷のために身を捧げよと兵士に命じても、所詮無理なことです。 >> 群書治要三六〇 #敬慎 #風俗

群書治要三六〇(3-301)

301.世治則小人守正,而利不能誘也;世亂則君子為姦,而刑不能禁也。(卷四十一 淮南子) 【白話】在太平盛世,小人都能堅守正道,財利也不能引誘他們;世道混亂,連君子都做姦邪之事,刑法也不能禁止。 【日本語訳】太平な盛世にいると、心の卑しい者でも正道を固く守り、金銭や利益に誘惑されることがありません。世の中が混乱していると、たとえ君子でも邪なことに手を染めてしまい、刑法があっても阻止できません。 >> 群書治要三六〇 #敬慎 #風俗

群書治要三六〇(3-300)

…おもねることを忠誠に考えることがあるが、これは国に背く風向きを示しています。上下が互いに疎遠であり、内外も互いに疑いあうことがあります。また、官位の低い臣下が君主の寵愛を競いあい、大臣がより高い地位を求めて争うのは、国が危機に侵される風向きを示しています。君主が下々の様子を視察せず、臣下も率直に進言して諌めないことがあります。また、寵姫の言葉がよく採用されて、権力を持つ大臣の命令が威力を持って実行されるのは、亡国する風向きを示しています。 >> 群書治要三六〇 #敬慎 #風俗

群書治要三六〇(3-299)

…,怎麼可以自滿並停止努力呢? 【日本語訳】毎年の農作物の収穫はとても多いが、社会の風紀はまだ安寧とは言えません。何故なら、風紀はまるで国家の命脈のようであり、もし風紀の調和が取れていなかったら、良好な国政とは言えません。『尚書』は言われました。「本当に良き執政者はたとえ上手く政事を執り行えたとしても、自ら素晴らしいとは思いません。」良き執政者でもそうであれば、政事にまだまだ改善の余地が残る者は、どうしたら満足して努力を止められましょうか。 >> 群書治要三六〇 #敬慎 #風俗

群書治要三六〇(3-298)

…,郭指外城的牆。溝渠,此指為防守而挖的水道。②博地:廣闊的土地。③有道者:此處指掌握治國法則的君主。 【白話】僅憑城牆和護城河,不足以堅守城池;僅憑武器精兵,不足以應對敵人;僅憑地廣財多,不足以擁有百姓。只有掌握了治國之道的君主才能防患於未然。 【日本語訳】城壁や堀だけでは、城や領地を守れません。兵器と精兵だけでは、敵と対峙できません。領土の広さと財産の多さだけでは、民を持てません。治国の道が分る君主こそ、災いを未然に防ぐことができます。 >> 群書治要三六〇 #敬慎 #微漸

群書治要三六〇(3-297)

…友好の重要性を教えて、人の一生が災難から逃れられるようにする者に対しては、誰も感謝と恩返しの気持ちが湧きません。この世の災難は全て「煙突」のようなものです。有能で善良な者はその徳性で世の中を渡り、できるだけ天下から戦争など様々の災いを取り除こうとしています。しかしながら、人々は彼らに感謝して恩返しをしようとしません。そのために、聖人はまだ水面下にある災いを取り除くのに苦心し、愚者は事態が明らかになってから功労を奪い取ろうと躍起になります。 >> 群書治要三六〇 #敬慎 #微漸

群書治要三六〇(3-296)

…不亡之國也,故常戰慄,不敢諱亡。孔子所謂富貴無常,蓋謂此也。(卷十五 漢書三) 【白話】(劉向進諫說:)從古到今,沒有不滅亡的國家,所以賢明的君主心中常懷恐懼,不敢忌諱談及亡國。孔子所說的「富貴無常」,說的就是這個意思。 【日本語訳】(劉向は上書して諌めました。)昔から今まで、滅亡しない国はありません。そのために、賢明な君主は常に戦々恐々として、亡国について言及しない訳にはいきません。孔子が言っていた「富貴は無常なり」とは、この意味です。 >> 群書治要三六〇 #敬慎 #微漸

群書治要三六〇(3-295)

…) 【日本語訳】既済の卦は『象伝』によると、「水が火の上にあるから、火で食べ物を調理しているように、物事の成功を象徴しています。しかしながら、君子がこの卦を観察する時は目の前の成功ではなく、将来に起こりうる災いについて考えるものです。そのために、事前に手を打って災難を未然に予防できます。」(何故なら、成功と失敗、治安と混乱は永劫に循環するものです。そのために、君子は長い目で物事を考えて、成功している時でも、失敗した時のことを忘れません。) >> 群書治要三六〇 #敬慎 #微漸

群書治要三六〇(3-294)

…先生認為「足」字衍。蘖,樹木砍去後從殘存莖根上長出的新芽,泛指植物近根處長出的分枝。③措:舉,成。④墨翟:姓墨名翟,生於春秋、戰國之交,魯人,倡「兼愛」、「非攻」,是墨家學派的創始人。 【白話】禍患剛開始的時候,就好像剛燃起的火苗、剛長出的新芽,容易制止;等到釀成大禍,那麼即使如孔子、墨翟般賢能,也無法挽救。 【日本語訳】孔子は言われました。「軍事訓練及び道徳教育を受けたことのない民に戦争に行けと言うのは、民を捨てるのに等しいことです。」 >> 群書治要三六〇 #敬慎 #微漸

群書治要三六〇(2-339)

339.夫酒醴之近味,生病之毒物,無豪鋒之細益,有丘山之巨損。(卷五十 抱朴子) 【白話】酒類近似於美味,卻都是致病的毒藥,無絲毫的好處,卻有像山一樣大的損害。 【日本語訳】酒類は美味に近似しますが、しかし、全てが発病する毒薬で、利点が少しもなくて、山と同じように大きな損害です。 >> 群書治要三六〇 #敬慎 #養生

群書治要三六〇(2-338)

…権勢、利益、俸禄、功名などのものに違いません。五者全て惑わされてしまったら、災禍に遭ってしまう可能性があって、命を危うくしてしまいます。これは間違いないことではありませんか。したがって、彼らは堤防が崩れるのを防ぐより、真剣で厳しく自分の欲を抑えようとしています、彼らは腐った縄索で走る馬を繋ぐより、小心翼々として自分の本性を制約しようとしています。したがって、対内的に長寿を保つことが出来ますが、対外的に世の中の災難を取り除くことが出来ます。 >> 群書治要三六〇 #敬慎 #養生