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印光法师文钞

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群書治要三六〇(3-11)

…樸,而盡力於實踐仁義。不損害德行來增添臉上的光彩,也不虧損道德來美化自身。國家不動用民力去做無益於百姓的事功,君主家裡不收藏華而不實的器具。 【日本語訳】聖人は質素な暮らしをして道徳を尊び、日頃の着こなしも簡単なもので、仁義の実践を苦心するばかりです。また、面子のために行いを損なうことなく、外見のために徳に背くこともしません。国は無益なことのために民の力を使わないようにしており、君主の家にも華美なばかりで役立たぬ物を所蔵しません。 >> 群書治要三六〇 #君道 #修身 #勤儉

群書治要三六〇(3-10)

…すか?」使者は答えました。「わが君には政務を処理する堂がありますが、堂の前には三尺ほどの高さがある土の階段しかありません。ワラでできた屋根は切り揃えることなく、木でできた骨子にも彫刻などの装飾は施されておりません。それでも、わが君は堂を修築する者の方が大変で、堂の中で暮らす者は安逸な生活に甘えすぎているというお考えです。そのようなわが君に、かような美しい高楼がある訳がありましょうか?」使者の言葉を聞いた楚王は不安そうに見えました。 >> 群書治要三六〇 #君道 #修身 #戒貪

群書治要三六〇(3-9)

…くて巧みな者を探し求め、天下の奇異な物をかき集めます。女房一人の髪飾りに千金をはたし、妾一人の衣裳に四方の珍宝が使われることもありました。好きなように生きる者の欲望が尽きることはないが、絞られる民の財力には限度があります。有限な財力で無限の欲望を満たそうとすること、これこそ漢の霊帝が民の心を失った原因です。上位にいる者の欲望に制限はなく、その下につく者も欲望のままに行動してしまうと、荒淫と贅沢を好む風潮が興り、民は被害を蒙ります。 >> 群書治要三六〇 #君道 #修身 #戒貪

群書治要三六〇(3-8)

…本語訳】いわゆる美とは、目上や目下、内外大小、遠近いずれの者に対しても害を及ぼさないからこそ、美と言えます。もし目には美しい物が映っているのに、その美を追求するために財物は使い果たしてしまうのならば、ただ人々から富をかき集めて、民を貧困の窮地に陥らせるだけで、美しいこととは言えません。国を治める君主は民と共にあるべきです。民が貧しい生活をしているのに、君主が贅沢をすることがあっていいのでしょうか。(必ず禍が訪れるという意味です。) >> 群書治要三六〇 #君道 #修身 #戒貪

群書治要三六〇(3-7)

…在一起追求享受,就會傷害人的天性,天天被邪惡欲望吸引,自己身體的元氣被消磨殆盡。自身都無法調治保養,又怎能治理天下呢! 【日本語訳】目は色とりどりの五彩を好み、口は美味を偏愛し、耳は音楽に浸りたいものです。これら五感が共に享受することばかりを追い求めていると、人の天性は損なわれます。日に日に邪悪な欲望に引き寄せられて、身体の元気が擦り減らされていくのです。自分のことさえも修めて保養することができない者に、天下を治められましょうか。 >> 群書治要三六〇 #君道 #修身 #戒貪

群書治要三六〇(3-6)

…、たとえ大河の水でも水漏れのする酒器を満たすことはできません。人の心もこのようにできています。仁義と道徳を己を図る物差しとして、自分のことを注意すべきです。なぜなら、空腹を満たし、寒さをしのげることさえできれば、七尺の体を養うこともできましょう。しなしながら、もし道徳を己に対する物差しにしなければ、たとえ天子の権威と勢力を持っていても、尊いであるようには感じられません。また、たとえ天下の富を手中に収めても、楽しく感じないでしょう。 >> 群書治要三六〇 #君道 #修身 #戒貪

群書治要三六〇(3-5)

5.罪莫大於可欲,禍莫大於不知足,咎莫大於欲得,故知足之足,常足矣。(卷三十四 老子) 【白話】罪惡沒有比荒淫好色更大的,禍患沒有比不知足更大的,過錯沒有比貪得無厭更大的。所以,只有知足的富足,才是長久的富足。 【日本語訳】荒淫と好色より大きな罪はなく、満足を知らないことより大きな禍はありません。また、底なしの欲望より大きな過ちはありません。そのために、満足を知っている者の富こそ、長く持続できる富です。 >> 群書治要三六〇 #君道 #修身 #戒貪

群書治要三六〇(3-4)

…民に鉅橋の食糧を提供し、鹿台金庫の金銭をまき散らしました。また比干の墓を修復し、箕子を牢獄から釈放しました。旧来の大臣でも新しく頭角を露わした新人でも、賢明で有能な者ならば、自ら近づきました。武王が使うのは必ずしも元から彼に所属している者ではなく、任用する者も必ずしも彼に近しい者ではありません。それでも、武王は悠然とそれらに接し、まるで元から全てが彼のものであったように。このことから分かるように、聖人の志は実に広く大きなものです! >> 群書治要三六〇 #君道 #修身 #使命

群書治要三六〇(3-3)

…天王や天子と称した商の紂や夏の桀は、滅亡した後も、なお人々から罵られています。このことから分かるように、地位だけでは己を尊いものにすることはできず、名声も己の名誉として誇れません。君主が尊いのは、民が彼のことを尊重しているからこそ、尊い者と言えます。君主の富は、民が彼のことを愛しているからこそ、持てる者と言えます。君主の尊さは、民に福祉を与えるから、民から尊重されます。君主の富は、民に富を与えるから、民から愛されることにあります。 >> 群書治要三六〇 #君道 #修身 #使命

群書治要三六〇(3-2)

…忘記要有利於人民。……聖賢者的心境,日夜都不忘記有利於他人,他的恩德所播及的地方也是很廣遠的。 【日本語訳】聖人のなすことは、異なっているように見えても、実は同じ目的を目指しています。たとえ国が存続しても滅亡しても、安定しても傾いても、その志が変わることはなく、いつでも民のためになるように考えています。聖人と賢者の心は、昼夜問わずに人のためになるようなことを考えています。そのために、その恩恵と徳の及ぶ範囲もまた、遠く広いものです。 >> 群書治要三六〇 #君道 #修身 #使命

群書治要三六〇(3-1)

…之本也。(卷十四 漢書二) 【白話】《尚書・洪範》上說:「天子能做人民的父母,而為天下所歸往。」聖人用相似的稱謂來端正名分,而稱君主是「父母」,表明寬仁慈愛、有德禮讓,是王道的根本。 【日本語訳】『尚書・洪範』は言われました。「天子は民の父母として、天下万物の拠り所になれます。」似たような言葉で物事の意味を正そうとした聖人は、君主を「父母」と称しました。すなわち、深い仁徳と慈愛を持つ広い心、そして譲り合う精神こそ、王道の根本です。 >> 群書治要三六〇 #君道 #修身 #使命

群書治要三六〇(2-19)

…改。」(卷九 論語) 【白話】孔子說:「君子內心和外表不莊重,便沒有威儀,學問都不堅固。親近忠信之人(以他們為師),不和與自己志不同道不合的人交朋友。有了過失,不要怕改正。」 【日本語訳】孔子は言いました。「君子は、重々しい雰囲気がなければ威厳がありません。学問をすれば頭が柔軟になります。『忠』と『信』の心を大切にして、自分とレベルがあわない者を友としてはいけません。過ちがたったのなら、それを改めることをためらってはいけません。」 >> 群書治要三六〇 #君道 #修身 #改過

群書治要三六〇(2-18)

18.太上不生惡,其次生而能夙絕之,其下復而能改。(卷三十五 曾子) 【白話】人最高的境界是沒有惡念,其次是有了過錯能早早地斷絕,其下是錯誤復犯後終能改過。 【日本語訳】人間としての最高な境地は悪念のないことです、その次は過ちを犯したらすぐに断つことです、最後は繰り返し犯した過ちを改められることです。 >> 群書治要三六〇 #君道 #修身 #改過

群書治要三六〇(2-17)

17.人誰無過?過而能改,善莫大焉。(卷五 春秋左氏傳中) 【白話】哪個人沒有犯過錯誤?犯了過錯能改正,沒有比這更大的善行了。 【日本語訳】過失のない人なんて存在しません。過ちを犯したらすぐに改められて、これより大きな善行がありません。 >> 群書治要三六〇 #君道 #修身 #改過

群書治要三六〇(2-16)

16.益。君子以見善則遷,有過則改矣。(卷一 周易) 【白話】君子看到益卦,就知道見到別人的善言善行就應該努力效仿,有過錯就要立即改正。 【日本語訳】君子は益卦をみて、他人の善言善行を見ると見習うのに努力しなければならなくて、過失があればすぐ正さなければならないと分ります。 >> 群書治要三六〇 #君道 #修身 #改過

群書治要三六〇(2-15)

15.太上樂善,其次安之,其下亦能自強也。(卷三十五 曾子) 【白話】人最高的境界是樂於為善,其次是習慣為善,其下是能夠勉勵自己努力為善。 【日本語訳】人間としての最高な境地は喜んで善を行うことです、その次は善行を習慣になすことです、最後は自ら励まして死ぬまで善行を成しに努力することです。 >> 群書治要三六〇 #君道 #修身 #遷善

群書治要三六〇(2-14)

14.子曰:「見賢思齊焉,見不賢而內自省也。」(卷九 論語) 【白話】孔子說:「看見賢人,便應當想著向他看齊;看見不賢的人,便應當自我反省(是否有和他類似的情形)。」 【日本語訳】孔子は言いました。「賢者を見たら、見習うべきで、不賢者を見たら、自分を反省すべきです(彼と似ている事がありますか)。」 >> 群書治要三六〇 #君道 #修身 #遷善

群書治要三六〇(2-13)

…行嚴刑峻法,按自己意圖胡亂殺人。結果秦朝不滿兩代就亡國,李斯也全族絕滅。 【日本語訳】秦始皇は残虐かつ無道で、あまりにもひど過ぎるのではありませんか。犬や豚を殺すように人を殺せましたが、仁者は控えめに犬と豚を使います。始皇帝はただ自分を怒らせた人を殺してしまいますが、極めて道義に従いません。更に李斯は厳しい刑罰や法律を施して、自らの意図のとおりに勝手に人を殺します。秦は二つの世代で国が滅亡してしまって、李斯も全族が絶滅されました。 >> 群書治要三六〇 #君道 #修身 #懲忿

群書治要三六〇(2-12)

12.損。君子以懲忿窒欲。(卷一 周易) 【白話】君子看到損卦,就知道應當善於掌控自己的憤怒,克制自己的欲望。 【日本語訳】君子は損卦を見て、高い理想のために、うまく自らの怒りを控えて、自らの欲を制約します。 >> 群書治要三六〇 #君道 #修身 #懲忿

群書治要三六〇(2-11)

…。因此,在上者用度充足,百姓的需要也不缺乏。 【日本語訳】古代に、学士は話しの内容が経典義理に合わないと無視します、農民は耕田、蚕ではないことで本業を乱しません。時ならぬ器具なら、職人は作りません、社会に必要としない物品なら、商人は市場に運びません。学士は聖賢の教示を考えて、農民は農務を考えて、職人は器具の実用性を考えて、商人は物品の需要性を考えます。それ故に、位置の高い人には貯める分も十分あって、百姓の需要にも不足になりません。 >> 群書治要三六〇 #君道 #修身 #勤儉

群書治要三六〇(2-10)

10.儉,德之恭①也;侈,惡之大也。(卷二十九 晉書上) 【注釈】①恭:通「洪」,大。 【白話】節儉是偉大的美德,奢侈是嚴重的惡行(因為節儉可培養愛敬之心,奢侈則產生很大後患)。 【日本語訳】倹約は立派な美徳で、奢侈は最大な悪行です。(なぜなら、倹約は愛敬の心を育てて、奢侈は最大な後患を引き起こします。) >> 群書治要三六〇 #君道 #修身 #勤儉

群書治要三六〇(2-9)

9.夫物暴長①者必夭折,功②卒成者必亟壞。(卷二十二 後漢書二) 【注釈】①暴長:急遽生長。②卒:突然。後多作「猝」。 【白話】任何東西迅猛生長必然會夭折,功業倉促而成必然會很快衰敗。 【日本語訳】何でも急速に伸びるなら必ず夭折してしまいます、功業が慌ただしく立たせようとすると必ずまもなく衰微してしまいます。 >> 群書治要三六〇 #君道 #修身 #戒貪

群書治要三六〇(2-8)

…yǔ)①之罪,而陷於刑戮②之患者,由嗜欲無厭③,不修度量④之故也。(卷四十一 淮南子) 【注釈】①囹圄:監獄。②刑戮:受刑罰或被處死。③厭:滿足。④度量:法度。 【白話】人們之所以犯監禁之罪,而遭刑罰、殺戮之禍,是因為其嗜欲沒有止境,(心靈墮落)而不以法度自我要求的緣故。 【日本語訳】人間は監禁される罪を犯して、刑罰されたり、殺戮の禍に遭ったりするのは、止まりのない欲(心霊堕落)で、法律に従って自らの行いを要求しなかったためです。 >> 群書治要三六〇 #君道 #修身 #戒貪

群書治要三六〇(2-7)

7.天下之愚,莫過於斯,知貪前之利,不睹其後之患也。(卷十二 吳越春秋) 【白話】天下沒有比這更愚蠢的了,只貪圖眼前的利益,而看不到身後的禍患。 【日本語訳】世の中にこれより最も愚かなことはありません。目の前の利益のこと貪ろうとしか考えていなくて、その後に引き起こす患いが見えません。 >> 群書治要三六〇 #君道 #修身 #戒貪

群書治要三六〇(2-6)

…本性,那麼行動就沒有正確的時候,以這種心態修身則自身會陷入危殆,以這種心態治國則會使國家衰敗。 【日本語訳】本来日も月も光輝くはずですが、浮雲に蔽われてしまいます、河水は澄み切っているはずですが、沙石に汚されてしまっています、人間は本性が平静ですが、欲望に妨害されます。欲望を放逸にして本性を失って、正確な行動が取れなくなります。こういう態度で修身すれば、自分を危険まで陥られて、こういう態度で国を治めれば、国を衰微させてしまいます。 >> 群書治要三六〇 #君道 #修身 #戒貪

群書治要三六〇(2-5)

5.三代①之興,無不抑損情欲;三季②之衰,無不肆其侈靡。(卷二十九 晉書上) 【注釈】①三代:指夏、商、周。②三季:指夏、商、周三代的末期。 【白話】夏、商、周三代之所以興盛,無不是因為領導者對自己的七情五欲加以節制;三代末期的衰敗,無不因肆意奢侈浪費。 【日本語訳】夏、商、周三代の初期の繁盛は情欲を抑えたためですが、三代の末期の衰微はほしいままに贅沢に奢ったためです。 >> 群書治要三六〇 #君道 #修身 #戒貪

群書治要三六〇(2-4)

4.有以欲多亡者,未有以無欲危者也;有以欲治而亂者,未有以守常①失者也。(卷四十一 淮南子) 【注釈】①常:常規,常道。 【白話】有因為欲望太多而滅亡的,沒有因為無欲而陷入危險的;有因為想要治理卻混亂的,沒有因為遵循常道卻失敗的。 【日本語訳】欲望が多過ぎて滅亡したものがありますが、無欲で危険に陥ることがありません。欲望によって管理しようとしたうえ、混乱してしまったことがありますが、常道に従って、失敗することがありません。 >> 群書治要三六〇 #君道 #修身 #戒貪

群書治要三六〇(2-3)

…尊貴就會隨之而來。所以看重爵位而輕視德行的人,雖然做了天子也並不高貴;貪求財物而不知休止的人,雖然擁有天下也並不富足。 【日本語訳】幸せは内心満足により生じられて、患いは欲求不満により生じられます。したがって、満足だと分かると、富裕がついてきます。徳行は百姓の指導に適切すれば、尊貴がついてくます。故に、爵位を重んじて、徳行をばかにする者は天子になっても高貴にはなれません、財物を貪って満足しない者は天下を擁しても満ち足りられません。 >> 群書治要三六〇 #君道 #修身 #戒貪

群書治要三六〇(2-2)

…不急之務,以修功業之基。其於名行,豈不善哉?(卷二十八 吳志下) 【注釈】①塗:同「途」。引申指途徑,門路。 【白話】斷絕無益的欲望,來遵循道德仁義之路;放棄無關緊要的事情,來修習建功立業的根基。這對自己的名聲與品行,難道不是很有益的嗎? 【日本語訳】無益な欲求を断絶して、道徳仁義の道に従って行います。可もなく不可もない事を諦めて、事業によって功績を立てる基盤を修します。それは自分の名声と品行に対して、良くなるのではありませんか? >> 群書治要三六〇 #君道 #修身 #戒貪

群書治要三六〇(2-1)

…智慧德能福報)。 【日本語訳】聖人は自ら本性道徳を守って、まだ得られていないものを求めませんが、求めようとするならば、かえってすでに擁するものを失うことになってしまいます(貪欲があれば幸運が無くなります。更なる者は貪欲による収賄をしたり法律をめげたりして、自らすべての幸運を無くしてしまいます)。もし、自分の本性道徳を更に高めていけば、求めたいものが自然的に得られます(要は、本性道徳には無限な知恵、道徳、才能、幸運がありますから)。 >> 群書治要三六〇 #君道 #修身 #戒貪