半懂

印光法师文钞

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群書治要三六〇(4-33)

…から舜を見つけだすと、君臣の礼節にこだわることなく、北に向かって挨拶をしました。これこそ、先王が天地の規律を守りながら、万事万物に益することができた原因です。今や諸侯はみな自分の領土を広げようと我先を争うばかりで、自分の兵隊や軍馬を強め一方、士人のことをないがしろにしてしまいます。士人たちも自分の徳性を高めることばかりで、自分の道術に専念していて、君主のことをないがしろにしてしまいます。これらの行いはいずれも仁徳のある者がしないことです。 >> 群書治要三六〇 #君道 #尊賢

群書治要三六〇(4-32)

…で、知恵と徳が円満である行者はまだおりません。そのために、君子は完璧を人に求めたりしません。夏后氏が用いた玉の器でさえ、瑕一つなかったわけではありません。明月のような宝玉でさえも、汚れがないわけではありません。そのために、宝物を大事にすることのできる者には、それに小さな瑕があるからと言って、その美しさを邪魔されたとは思えません。人の悪いところばかり覚えていて、人の良いところを忘れてしまう状態で、天下の賢材を求めるのは、大変難しいことです。 >> 群書治要三六〇 #君道 #尊賢

群書治要三六〇(4-31)

…かになってもらって、敬意を払って褒めるべきです。そのようにすれば、国内には弓矢と馬術の上手い人が増えます。さらに善良な賢人たちがいるが、彼らは厚い徳を持っており、その言説は国家と民に有益である色々な言論を積極的に広められます。また、彼らは道術についても深く渉猟していましょう。この人たちはみな国家の宝であり、社会を補佐するための良材です。彼らにも経済的に豊かになってもらいつつ、敬意を払って彼らを褒めると、国内には善良な賢人も増えましょう。」 >> 群書治要三六〇 #君道 #尊賢

群書治要三六〇(4-30)

…邪な奸臣が多いため、有能な賢者は重用されません。三つ目は賊臣が朝廷にいて、奸臣は宮殿にいる場合、有能な賢者は重用されません。四つ目は法制や政令が宗族を依怙贔屓してしまう場合、有能な賢者は重用されません。五つ目は欺瞞を忠誠だと思い込む場合、有能な賢者は重用されません。六つ目は忠心から諫言を呈する者が死刑に処せられる場合、有能な賢者は重用されません。七つ目は上層部の者が下層部の者から金銭財物を吸い上げてしまう場合、有能な賢者は重用されません。 >> 群書治要三六〇 #君道 #尊賢

群書治要三六〇(4-29)

29.帝曰:「俞!允若茲,嘉言罔攸伏,野無遺賢,萬邦咸寧。」(卷二 尚書) 【白話】帝舜說:「對!真能這樣,美善的言論無所隱匿,朝廷外沒有被遺棄的賢人,萬方的百姓就安寧了。」 【日本語訳】帝である舜は言いました。「そうだ!このようにすれば、美と善のことばは匿わされることなく、朝廷の外に捨てられた賢人もいなくなります。そのようにできれば、すべての民は平安に暮らせましょう。」 >> 群書治要三六〇 #君道 #尊賢

群書治要三六〇(4-28)

28.無啟寵納侮,無恥過作非。(卷二 尚書) 【白話】不要任用自己寵信的人,為自己招致羞侮。不要羞於承認自己的過錯與失誤,而試圖加以掩飾,終將鑄成大錯。 【日本語訳】自分が寵愛して信頼している者を任用するがために、羞恥を招いてはなりません。自分の過ちと錯誤を認めることを恥ずかしがるあまりに、粉飾して大きな過ちを犯してはなりません。 >> 群書治要三六〇 #君道 #反身

群書治要三六〇(4-27)

…子在他的跟前;君主喜好言談,則好以言論毀譽他人的臣子在他身邊。 【日本語訳】凡そ臣下として君主に仕える時は、君主の好みに合わせて仕えることがほとんどです。君主が礼法を好むのであれば、臣下は礼法をもって仕えます。君主がおしゃべり好きなのであれば、臣下はおしゃべりをもって仕えます。君主が礼法を好むのであれば、端正にして剛直な臣下がそのそばにつきます。君主がおしゃべり好きであれば、おしゃべりで他人の名声を傷つけるような臣下がそのそばにつきます。 >> 群書治要三六〇 #君道 #反身

群書治要三六〇(4-26)

…になれます。そのために、聖人は家から出ることなく天下の理が分かります。窓の外を見なくても、自然界の規律や法則が分かります。逆に何事も自分でしなければ気が済まない者は、家から離れれば離れるほど、惑わされてしまい、道理を悟れなくなってしまいます。そのために、聖人は直に体験しなくても、物事の理を推し量って知ることができるし、その目で見なくても、内外のことを察することができます。万物の本性に適応しながら、わざと何かをせずに大業を成し遂げられます。 >> 群書治要三六〇 #君道 #反身

群書治要三六〇(4-25)

…敢爭,以覆社稷,危宗廟矣。(卷三十三 晏子・諫上) 【白話】現在國君上不推度聖王興盛的原因,而下不考察惰君衰敗的情況。國君違背治國的行為,而有關的官員也不敢規勸,導致社稷傾覆,宗廟危亡的後果。 【日本語訳】今の国君は、聖王が盛況を見せた原因を推し量ろうとせずに、怠惰な君主が衰退して敗れた状況も考察しません。国君は治国の理に背く行為をしているが、関係する官員たちに諫める勇気はありません。ゆえに、社会は転覆し、国家は存亡の危機にさらされます。 >> 群書治要三六〇 #君道 #反身

群書治要三六〇(4-24)

…に押し付けて、彼らを責めます。過ちを民のせいにすると、民は怒ります。いいことは自分の功績だとすると、自分の驕りや慢心を助長してしまいます。罪のなすりつけは民をますます怒らせてしまい、功績の横取りは自分をますます驕りにまみれた人間にしてしまいます。だからこそ、夏桀と商紂は道徳が衰退して民の怒りを買い、謀反によって政権を覆されたのです。自分の徳性を失うばかりではなく、国までも失ってしまうとは、慎重に注意深くならなくていいはずがありましょうか。 >> 群書治要三六〇 #君道 #反身

群書治要三六〇(4-23)

…錯,百姓就會立刻詆毀我。當君王聽到百姓有所稱讚或詆毀時,就不必回去詢問左右近臣。」 【日本語訳】管子は言いました。「自分が全力で最善を尽くしたかだけを心配していればよくて、人の無理解を心配する必要はありません。民の目は秋毫をも明察できるもので、何も彼らの目から逃れられません。そのために、善行をすれば、民から褒められます。過ちを犯してしまえば、民から謗れます。君王は民から何か褒めたり謗れたりするたびに、左右の近臣に聞かなくてもよいのです。」 >> 群書治要三六〇 #君道 #反身

群書治要三六〇(4-22)

…朝廷荒謬、虛假的、毀謗的言論。武帝頒布命令說:「狂狷之徒的怨恨,毀謗言論,也是朕的過失所引起,不要怪罪他們。」 【日本語訳】晋武帝である司馬炎の字は世安、文帝である司馬昭の太子でありました。泰始五年(西暦二六九年)、西平人の麹路が鼓を叩いて、朝廷に対して馬鹿げたことや虚言誹謗を言いふらしていると、廷尉は武帝に報告しました。武帝は命令を頒布しました。「狂狷な輩の恨みや誹謗も、朕の過ちから引き起こされたものである。彼らを責めないでください。」 >> 群書治要三六〇 #君道 #反身

群書治要三六〇(4-21)

…力陳述。而且孝順、恭敬、忠誠、莊嚴,篤厚仁愛的天性超越一般人。 【日本語訳】斉の王であった攸は、字が大猷で、晋文帝の次男でした。一生懸命に政務を行っていた攸は温厚でやさしい人柄で、非常に威望がありました。侍中として数年間務めた後、皇太子の太子太傅に任命されました。攸は皇太子に諫言をして諫めるばかりか、朝廷で政事を議論している時、必ず心を尽くしていました。そして、その孝行、恭しさ、忠誠さ、厳かさ、温厚で仁愛の天性は、一般人を越えていました。 >> 群書治要三六〇 #君道 #敦親

群書治要三六〇(4-20)

…負責推行德教,教導臣民用父義、母慈、兄友、弟恭、子孝五種美德來指導自己的行為,臣民都能聽從這種教導而不違背。 【日本語訳】虞舜は卑しい出身だが、聡明だときいた堯帝は跡を継いでもらおうと、何度も難しい仕事で彼を試しました。まずは舜に徳育の推進を任せて、臣下や民に五つの美徳について教えさせました。父親は義、母親は慈、兄は友、弟は恭しさ、子は孝などの美徳をもって自身の行為を規範できるように、舜は指導したが、みなその指導を守って背ぎませんでした。 >> 群書治要三六〇 #君道 #敦親

群書治要三六〇(4-19)

…曾子・脩身) 【白話】一再重複犯同樣的過失而不改過,會招致死亡、毀家的災禍,更嚴重的會招致國家滅亡。所以品德高尚的人用直言無諱的態度來講話,小心翼翼的做事,才能免於過失。 【日本語訳】同じ過ちを繰り返して改めようとしないのならば、死と一家壊滅の災いを招いてしまいます。もっと酷いものなら、国家滅亡にもなりかねません。そのために、品性が高尚な者は率直にものを言い、慎重に物事を進めます。だからこそ、過ちを犯してしまうことを免れるのです。 >> 群書治要三六〇 #君道 #修身 #改過

群書治要三六〇(4-18)

18.朝有過,夕改,則與之。夕有過,朝改,則與之。(卷三十五 曾子・脩身) 【白話】別人早晨有過錯,晚上已能改正,就給予讚許。晚上有錯,次日早晨便改正,就給予肯定。 【日本語訳】だれかが朝に過ちを犯して、夜にはもう改めることができたら、その者を褒めたたえましょう。夜に過ちを犯して、翌日の朝に訂正できていれば、肯定してあげましょう。 >> 群書治要三六〇 #君道 #修身 #改過

群書治要三六〇(4-17)

…です。そのために、私はお祝いをするためにやってまいりました。君王は有益なことを聞くのがすきだと知らしめるために、どうかかの者に褒美を与えてくださいませ。君王は諫言を受け入れられると明らかにするように、その者には礼儀を持って接しましょう。」景公は笑いました。「それでいけますでしょうか?」晏子は答えました。「いけます。」それから、景公はあの足を切られた者に倍の奨励と、税金の徴収を免除し、そしていつでも君王に謁見できる機会を与えました。 >> 群書治要三六〇 #君道 #修身 #改過

群書治要三六〇(4-16)

16.德懋懋官,功懋懋賞。用人惟己,改過弗吝。(卷二 尚書) 【白話】品德修養好的人用官職嘉勉他,功勞大的人用獎賞嘉勉他。己有德,用的人便有德,有過則改,無所吝惜。 【日本語訳】よい品性と修養のある者には、奨励として官職を与えましょう。功績の大きい者には、奨励として褒美を与えましょう。己に徳があれば、使う者にも徳があります。己に過ちがあれば、改めます。何も吝嗇して躊躇うことはありません。 >> 群書治要三六〇 #君道 #修身 #改過

群書治要三六〇(4-15)

…朴で自然な生活」は財物を節約できるだけではなく、民は素朴で無欲になって休養をとれるので、民の数は増え、国の土地は広がります。「天下人の先に立つことを憚れる」ようになれれば、何事も謙虚に 対処して、無我無私になれて大衆から擁護されます。そして天下万民の統率者になれます。もし慈愛になれずに勇敢さばかりを求めていたり、節約できなくて贅沢ばかりしていたりして、謙虚に譲ることができずに我先ばかりを争っているのでしたら、必ず滅亡するでしょう。 >> 群書治要三六〇 #君道 #修身 #勤儉

群書治要三六〇(4-14)

…謙抑敬畏天命。文王很節儉,穿著粗劣的衣服。他從早晨到中午乃至午後太陽偏西,忙碌得沒有空暇吃飯,這樣使萬民都能融洽。 【日本語訳】まあ。自分を制御できて、天命に謙虚に敬意を払えるのはうちの周の太王や王季ぐらいなものでしょう。文王は大変節約していたが、いつも粗末な服しか着ませんでした。朝から昼頃、さらには午後の日が暮れようとしていた時でも、彼は忙しくて飯を食べる時間さえもありませんでした。そのようにして、万民は仲良く暮らせたものです。 >> 群書治要三六〇 #君道 #修身 #勤儉

群書治要三六〇(4-13)

…る』ものでした。およそ民を疲労させて、その財産を損なったり、利益の増加にはなれなかったりすることはしませんでした。ゆえに、聖王が建物を修築させるのは、暮らしやすくするためであり、視覚上の楽しみを求めるためではありません。衣服や帯、靴などを造らせえるのは、身体を守るためであり、奇抜な衣装を求めていたわけではありません。自身が節約しているから、民を導きすることができます。天下の人々は上手く統率されていて、財政は常に充足でありました。」 >> 群書治要三六〇 #君道 #修身 #戒貪

群書治要三六〇(4-12)

…、自然に任せてなすがままにさせることであり、恣意妄りに無理をしてはいけません。無理のある恣意な行為は天下人の自然な本性を腐敗させてしまいます。無理に何かを操作することは、天下人の素朴さを壊してしまいます。そのために、聖人は過度な欲と楽しみ、贅沢や豪奢を省くことを堅持します。(甚を捨て去るとは、目先の快楽に惑わされないこと。奢を捨て去るとは、服装や飲食で贅沢をしないこと。泰を捨て去るとは、宮殿や楼台を天下よりも大事だとしないこと)。 >> 群書治要三六〇 #君道 #修身 #戒貪

群書治要三六〇(4-11)

…に建てたりして、人の墓を破壊してもいらっしゃいます。ゆえに、生きている者は憂いで安心して暮らすことができません。死んだ者でも一家離散となってしまい、同じ墓には入れません。貴方様は思うがままに遊び放題でやりたい放題ですが、生者も死者も無視されております。このような行いは仁徳のある者のすべきことではありません。貴方様は権力で私欲を満たそうとしますが、民の苦楽を顧みようともされません。このような態度も国を長らえるやり方ではありません。」 >> 群書治要三六〇 #君道 #修身 #戒貪

群書治要三六〇(4-10)

…し上げました。「熊や虎などの野獣の飼育費を廃除するように詔書を下したと伺いました。臣下一同は大いに喜び、みな陛下のことを聖王と謳っています。陛下は古今の王朝が成功し、または敗退する教訓を考察したことがないのに、素晴らしい洞察力をお持ちです。生まれつき仁と孝に厚い御心で、無用な処置を廃除し、民の力を節約させるように尽力されることをお知りになったのですね。まるで生まれながらにして素晴らしい素質をお持ちで、生まれつきの聖人と言えます。」 >> 群書治要三六〇 #君道 #修身 #戒貪

群書治要三六〇(4-9)

…難,乃逸,則知小人之依。」(卷二 尚書) 【白話】周公說:「啊!君子居其位,所念在於德性的修養,不貪圖逸樂。先知道農事勞動的艱辛困難,然後才營求逸樂,這樣才會知道小民賴以謀生的不易。」 【日本語訳】周公は言いました。「嗚呼!君子がその地位にいられるのは、徳と品性の修養があるからであり、逸楽しようとしないからです。農民の仕事の厳しさと難しさを知ってから、逸楽のことに触れると、平民たちの生活がいかに大変なのかが分かるようになります。」 >> 群書治要三六〇 #君道 #修身 #戒貪

群書治要三六〇(4-8)

…敢,何況敢聚眾飲酒呢?不只不敢,也沒有空閒。 【日本語訳】その昔、殷の先人明君たちは天命と民のことを恐れて、徳政を施行して恭しい態度でいました。成湯から帝乙まで、明君賢相はみな国事のことばかりを考えていました。彼らは真面目に政令を頒布するもので、逸楽して怠けようとしませんでした。怠けようとさえしなかったので、徒党を組んで酒飲みして騒ぐことなんてもってのほかでした。しようと思わなかっただけではなく、そのような時間もありませんでした。 >> 群書治要三六〇 #君道 #修身 #戒貪

群書治要三六〇(4-7)

7.罔違道以干百姓之譽,罔咈百姓以從己之欲。無怠無荒,四夷來王。(卷二 尚書) 【白話】不要違背正道去求百姓的稱譽,不要違背百姓的意願去順從自己的慾望。只要堅持實行不懈怠、不荒廢政事,則外族都會來歸順。 【日本語訳】民からの称賛を得るために正道にもとってはいけません。自分の欲望のために民の意思に背いてはいけません。政を乱さず、怠けないことを実行し続けることさえできれば、よその部族も帰順しにやってきます。 >> 群書治要三六〇 #君道 #修身 #戒貪

群書治要三六〇(4-6)

…德行的人才能擁有天下。」 【日本語訳】文王は言いました。「私の土地は小さくて民も少ないです。どのようにすれば天下を取れますか?」太公は答えました。「天下の土地は、徳のある者こそ取れます。天下の糧は、徳のある者こそ食べられます。天下の民は、徳のある者こそ彼らを我が民として取り入れられます。天下そのものは、だれか一人の天下ではなく、ましてや永久にわたって我が物にできるものでもありません。徳のある者にだけ、天下を有することができます。」 >> 群書治要三六〇 #君道 #修身 #使命

群書治要三六〇(4-5)

…近又效勞,正是君主所迫切需要的。所以說:「既懷柔又威嚴,君道就完備了。」 【日本語訳】君主が優しく善良で温厚であれば、民は彼を擁護するようになります。君主が厳かでいかめしいのであれば、民は彼を恐れるようになります。民は君主を擁護するから彼に近づき、君主を恐れるから彼のために働きます。民から親しまれつつも働いてもらえるのは、君主にとって非常に必要なことです。そのために、「優しくていかめしいのであれば、君道は全うされた」と言われます。 >> 群書治要三六〇 #君道 #修身 #使命

群書治要三六〇(4-4)

…足裏についているのならば、遠方まで見渡せないでしょう。空は高くて明るいからこそ、万物を照らせます。大地は広大であるからこそ、万物を載せることができます。もし植物の根元が美しくなければ、その枝葉も茎も美しくなれないでしょう。これは古今に亘って、天下を治めるための大いなる道理であります。故に、聖賢な君王は厳かに自身の修養を積むことによって天下を治めます。天道がここまでくると、地道もそれに合わせるようになり、万物はあるべき姿になれます。 >> 群書治要三六〇 #君道 #修身 #使命