半懂

印光法师文钞

#明辨 の検索結果:

群書治要三六〇(4-330)

…を尽くせるのでしょうか?これは梁丘據が群臣と陛下が近づくのを阻止し、君王をひどく惑わせていたからではありませんか?」景公は言いました。「よくぞ言ってくれました!先生でなければ、寡人は梁丘據がここまでひどかったとは知りませんでした。」そして高い墓を建てるための工事は中断され、手厚く葬る命令も中止にされました。また、官吏たちも率直な物言いで進言できるようになりました。恰好だけの法令はなくなり、臣下の忠誠心は埋もれなくなり、民も大変喜びました。 >> 群書治要三六〇 #明辨 #邪正

群書治要三六〇(4-329)

…す。仁に厚いが法制を守らなくても正しい分際を失ってしまいます。そのため、軍隊が敗れるのは仁義にかなっていないからです。法制が侵害されるのも分際を正しく守れないからです。聞こえはいいが中身の伴わないことばがあり、厳かのように見えるが良くない行動があります。そのため、ことばは必ず実務に即すべきであり、聞こえはいいが中身の伴わないことばは言ってはいけません。行動には必ず善の気持ちを込めて、厳かのように見えるが良くない行動をしてはいけないのです。 >> 群書治要三六〇 #明辨 #邪正

群書治要三六〇(4-328)

…濟陰(今山東省定陶縣)人。提出賢良對策,說:「臣子私自觀察古今社會,而研究它們的善惡。古人相互訪求賢能的人,現在人卻相互追求爵位,這就是古今風俗何以不同的原因。」 【日本語訳】郄詵、字は広基、濟陰(今の山東省定陶県)の人です。彼は良策を提案して言いました。「わたしは古今の社会を観察し、その良し悪しを研究しています。昔の人々は有能な賢人を訪れあうものでしたが、今の人々は爵位ばかりを追い求めます。これこそ古今の風俗が何故異なるかの原因です。」 >> 群書治要三六〇 #明辨 #邪正

群書治要三六〇(4-327)

…は任愷の人となりをよく分かっているので、共に彼を河南尹に推薦したのです。任愷は推薦されて再び出仕してからの任期内も素晴らしい仕事ぶりで、朝廷の内外から褒めたたえられました。しかしながら、賈充の徒党がいつも任愷の細かい過ちを見つけようと目を光らせつつ、皇帝が任愷を免職するように仕向けていました。それから、朝廷は任愷を太常という政事にさほどかかわりのない官職にしたので、任愷は志を思うように発展させられないことを憂鬱に思いながら亡くなりました。 >> 群書治要三六〇 #明辨 #邪正

群書治要三六〇(4-326)

326.任賢勿貳,去邪勿疑。疑謀勿成。百志惟熙。(卷二 尚書) 【白話】任命賢人不要存疑,去除奸邪不要猶豫。沒有成算的謀略不要實施,各種觀點盡量廣泛聽取。 【日本語訳】賢人を任用する時は疑念を抱かず、邪悪なものを取り除く時は躊躇わないことです。成功する確信のない謀略は施行しないように、できるだけ様々な観点を聞き入れるのです。 >> 群書治要三六〇 #明辨 #邪正

群書治要三六〇(4-325)

…而乘君子之器,盜思奪之矣。(卷一 周易・繫辭上傳) 【白話】用肩背著重物,這是平民百姓為小利而謀生的事。所乘的車騎,這是君子為公務而運用的工具。現在百姓乘君子的車騎,向世人誇耀,這樣便會引起別人竊取的心。 【日本語訳】肩で重い物を背負うのは、平民と民が小さな利益で生計を営むためにすることです。車とは、君子が公務のために運転する物です。今の民は世の中に見せびらかすために君子の車を乗りまわしているが、これでは人の泥棒心に火をつけてしまいます。 >> 群書治要三六〇 #明辨 #邪正

群書治要三六〇(4-324)

…己,使小人敬畏。遯卦第五爻,採用了最好的隱遯之方,因而獲得吉祥。 【日本語訳】遯の卦です。『象伝』によれば、上の乾は天であり、下の艮は山です。蒼天は高く、山は遠くにあって届かないものこそ、遯の卦です。君子はこの精神を見習って、矮小な者を遠ざけるが、矮小な者を嫌悪しているのではなく、自分の事を厳しく律するので、矮小な者は畏怖して自ら君子の前から姿を消します。遯の卦である第五の爻とは、最もいい方法で身を匿うことによって、吉祥を得られるのです。 >> 群書治要三六〇 #明辨 #邪正

群書治要三六〇(3-360)

…訳】解卦の中の第三の爻とは、卑しい者が重い物を持って馬車に乗っていると、必ず盗賊の来襲を招いてしまうという意味があるが、これこそ、人々が最も見下していることです。(物を背負うのは、元から卑しい者の仕事です。馬車とは、元から君子が国を治めて、天下を平和にするための乗り物です。しかしながら、今や卑しい者は君子の乗り物を盗み取っています。君子ほどの品性と才能がないのに、その地位を占拠していると、大きな盗賊たちは必ず奪い取りにやってきましょう。) >> 群書治要三六〇 #明辨 #因果

群書治要三六〇(3-359)

…、何かをすると、夕方にはもうそのことの成功を望んでいます。ちょっと座って何かしただけなのに、立ち上がるとすぐに何か見返りはないかと望んでいます。一日だけいいことをすれば、終身の栄誉を欲します。もし栄誉を得られなかったら、いいことをしても何も利益はないと言って、聖人の言論を疑い、先王の教えに背いてします。そして昔のやり方に戻り、いつもの好みのままにしてしまいます。そのために、いつまでも卑しい身分と名声で、人に使われる運命から逃れられません。 >> 群書治要三六〇 #明辨 #因果

群書治要三六〇(3-358)

…天顯示。④應:感應,應驗。⑤異:怪異不祥之事,災異。 【白話】(東方朔勸諫漢武帝說:)我聽說做人謙虛恭謹、沉靜樸實,上天就會感應,應之以福;驕橫自滿、奢侈無度,上天也會感應,應之以怪異現象。 【日本語訳】(東方朔は漢の武帝に諫言を進呈して言いました。)恭しくて慎ましく、謙虚かつ沈着に質素な本分を守っていれば、天から感動されて、福を与えられると聞きました。また、傲慢にして贅沢の限りを尽してしまうと、天の怒りを買って、怪奇現象に見舞われます。 >> 群書治要三六〇 #明辨 #因果

群書治要三六〇(3-357)

…れば、民はその危難から君主を守ろうと命をかけます。もし君主が民のことを泥土のように考えているのならば、民は君主のために尽力しません。君主に憂い事があっても、民はその憂い事を取り除こうとしません。君主に危難があっても、民はその危難から君主を守ろうと命をかけません。そのために、「君主が民に安楽な生活を送らせるようにできなければ、民は君主の憂い事を取り除こうとしません。君主が民の生存を考慮していないのであれば、民は君主のために命をかけません。」 >> 群書治要三六〇 #明辨 #因果

群書治要三六〇(3-356)

…までも伝わっていたことは、天下の人々にも知られています。秦の始皇帝は天下を法令と刑罰に満ちた環境に置いたが、民には少しの恩恵も与えなかったので、世間は怨みに満ち溢れていました。人々は始皇帝のことを仇のように敵視し、禍は彼自身に及ぼしそうになったのみではなく、その子孫までも実際に殺されて滅亡されてしまいました。これも天下の人々に知られていることです。どちらが正しいかどちらが間違っているのかが、これらの事実からはっきりと証明されていましょう! >> 群書治要三六〇 #明辨 #因果

群書治要三六〇(3-355)

…まう者は、天下の人々から滅ぼされます。真心で天下の人々に接している者は、天下の人々から隠すことなく、真心で接せられます。天下の人々を窮地に陥れて、その気持ちを聞き入らない者は、天下の人々から敵視されます。天下の人々が安らいで仕事に楽しく励めるようにする者は、天下の人々から頼りにされます。天下の人々を危ない目に合わせる者は、天下の人々から災難をもたらされます。天下は一人の天下ではありません。道徳に適った方法を心得た者のみが天下を得られます。 >> 群書治要三六〇 #明辨 #因果

群書治要三六〇(3-354)

…る人たちも集まってきます。そのために、墨子の門下には勇士が多く、孔子の門下には道徳のある者が多いです。また、文王の治世には多くの賢明にして善良な臣下がいたが、秦王の時には不善な者が多くいました。ゆえに、善人がやってくるのには必ず原因があるが、悪人がやってくるのにも必ず理由があります。善悪は何の理由もなく降って湧いたようなものではなく、禍福も勝手にやってきません。全ては人々の心の赴くままに、そして人々の意志が実行された結果にしかすぎません。 >> 群書治要三六〇 #明辨 #因果

群書治要三六〇(3-353)

…同,但只要是真正的善政,結局都是域內大治;作惡的方式不同,但結局都是社會動亂。 【日本語訳】天はいつも誰かを贔屓したりせずに、賢明にして徳性のある者ならば、誰でも助けてくださいます。民の心もいつも変わらぬものではなく、指導者が慈悲に満ちて民のことを愛護すれば、民は皆帰順します。善政を行う方法は色々あれど、本当に良い善政ならば、その統治下ではどこも安らいで安定しているものです。悪事を行う方法は色々あれど、いずれも社会の動乱にしかなりません。 >> 群書治要三六〇 #明辨 #因果

群書治要三六〇(3-352)

…是眾多利益的匯集之處,是各種欺詐現象產生的源頭,所以不能不仔細考察。 【日本語訳】商人は物の余剰と不足を調節することによって、この世の中の利益を得ています。また、流通を制御することによって、四方の財物を均等に分配するようにしています。商いをする者の社会における地位は低いが、商業は廃れてはいけません。このように、商業は多くの利益が集うところであり、各種の詐欺現象が生まれる源でもあるので、その良し悪しについては慎重に考察しなければなりません。 >> 群書治要三六〇 #明辨 #辨物

群書治要三六〇(3-351)

…是無意義的匹夫之勇)。」 【日本語訳】孔子は言われました。「徳性と品行のある者は、必ず人のためになる善言を言うが、人のためになる善言をいう者に、必ずしも徳性と品行があるとは限りません。また、道徳と仁愛の心がある者には必ず勇気があるが(慈悲な人は必ず道徳に適ったことを勇んでするため)、勇気のある者に、必ずしも仁愛の心があるとは限りません(物事を進める勇気があっても、その中身が道徳に適っていなければ、ただ意味のない匹夫の勇しかすぎません。)」 >> 群書治要三六〇 #明辨 #辨物

群書治要三六〇(3-350)

350.觀其所舉,而治亂可見也;察其黨與①,而賢不肖可論也。(卷四十一 淮南子) 【注釈】①黨與:同夥之人,同類之人。 【白話】觀察君主所舉用的人,其國家是政治清明還是混亂不堪便可以預見;觀察一個人的同夥,那這個人是賢明還是不賢明便可以論定。 【日本語訳】主君が挙用する者を観察すれば、その国の政治が清明であるか、それともこの上なく混乱なのかが予見できます。人の仲間を観察すれば、その者が賢明なのかどうかが論定できます。 >> 群書治要三六〇 #明辨 #辨物

群書治要三六〇(3-349)

…話】(竇武勸諫東漢桓帝說:)祥瑞的現象,必然是由於有德才兼備的人出現而產生的,福氣的到來確實是源自善人。有德行,這些現象就是祥瑞;無德行,這些現象就代表災異將到來。 【日本語訳】(竇武は東漢の桓帝に諫言を進呈して言いました。)吉祥な兆しは、必ず才徳兼備な者が生まれたから現れるものです。福がやってくるのは、確かに善人のためです。徳性と品行があれば、これら特別な現象は吉祥な兆しです。徳性と品行がなければ、これらの現象は災いの到来を意味します。 >> 群書治要三六〇 #明辨 #辨物

群書治要三六〇(3-348)

…りません。もし政策が理に適っているのならば、昔の慣わしに従う必要がありません。そのために、聖人の制定する法律と制度は時代と共に変化し、聖人の制定する礼儀も風俗と共に調整されます。衣服と用具は皆、民の使い道に合わせるようにします。法律制度と政策命令も皆、民にとって適当な状態に変えなければなりません。そのために、古人のやり方を変えるからと言って、必ずしも非難の対象にはなりません。また、旧来の慣わしに従うのも必ずしも褒められるものではないです。 >> 群書治要三六〇 #明辨 #辨物

群書治要三六〇(3-347)

…めるのは簡単だが、成功するのは難しいことがあります。成功するのが難しいだけではなく、成功してからも簡単に敗れてしまうこともあります。ここで言う、実行できても、口外できないのは人の進退取捨です。口外できても、実行できないのは嘘を言う詐欺です。そして、やり始めるのは簡単だが、成功するのは難しいのは事業です。成功するのは難しいなのに、簡単に敗れてしまうのは良い名声を博すことです。これら四つの状況は聖人が独自に認識できて、気を使っていることです。 >> 群書治要三六〇 #明辨 #辨物

群書治要三六〇(3-346)

…ようなやり方は煩わしくない訳ではないが、変えてはいけません。何故なら、このようにすることで妄りな男女交際を防止できるためです。民が生活している時は、左右の隣人に互いのことを監視しあうようにして、誰かが罪を犯せば互いに告発させるやり方があります。このようなやり方で邪悪な者を検挙すれば、犯罪を制止できない訳ではないが、実行してはいけません。何故なら、このようなやり方は人々の和睦の心を傷つき、互いに敵同士のような怨みを生じさせてしまうためです。 >> 群書治要三六〇 #明辨 #辨物

群書治要三六〇(3-345)

…をもらえて、その官職も日に日に高いものになりましょう。このような者こそ、いわゆる吉祥な臣下です。君主を観察すると、もしその朝廷にいる官員の多くが有能な賢人で、その周りにいる侍従の多くも忠義と公正さを兼ね備えている者で、君主に過ちがあると皆率直に諫言を進呈することができるのならば、その国は日に日に安定し、君主も日に日に尊いものになりましょう。民もそのような君主のことを日に日に敬服するようになるので、このような者こそ、いわゆる吉祥な君主です。 >> 群書治要三六〇 #明辨 #辨物

群書治要三六〇(3-344)

…豈不悖②哉?(卷三十四 墨子) 【注釈】①慍:怒。②悖:違背道理,謬誤。 【白話】世上的君子想讓自己仁義修養得以成就,可是別人幫助他修身,他卻生氣。這就好比想把牆築成,別人幫助他築牆,他卻生氣一樣。這難道不是很荒謬嗎? 【日本語訳】世間の君子は仁義を修めて成功しようとするが、誰かが修身の手助けをすると、怒ってしまう者がいます。まるで壁を建てたいのに、誰かが工事の手助けをすると、怒ってしまう者がいるように、何と不条理なことではありませんか。 >> 群書治要三六〇 #明辨 #辨物

群書治要三六〇(3-343)

…共襄國事,這是團結,就叫做「比」;結成朋黨來厚待自己圖謀私利,專利自己而心中沒有君上,那是勾結,就叫做「別」。 【日本語訳】(叔向は言いました。)君子は他人に親しく近づき、仲良くしながらも、徒党を結んだりしません。心を一つにして、共に国事を盛り上げようとするのは団結であり、「比」と言われます。徒党を結んで自分に贔屓してもらって、私利私欲のことばかり気にしていて、主君のことを全く気にしていないのは、結託しているのであり、「別」と言われます。 >> 群書治要三六〇 #明辨 #朋党

群書治要三六〇(3-342)

…王之德而未居帝王之位的「素王」,他做的事可謂簡約。 【日本語訳】孔子は奥深い人間でした。その才知は萇弘を超え、勇気と力強さは孟賁をも降せると言われて、非常に多才だと言えましょう。しかしながら、孔子の勇気と力強さはあまり知られておらず、その才能もよく知られていません。いつも孝道による教化活動に熱心に取り組んでいるので、帝王のような徳性を持ちながら、帝王の位に座していない「素王」だと人々から言われるが、孔子のなすことは質素にして実に肝要です。 >> 群書治要三六〇 #明辨 #才德

群書治要三六〇(3-341)

…過錯來掩蓋大的德行。」又說:「饒恕小的過失,任用有賢德的人。」又說:「對於一個人不能求全責備。」 【日本語訳】聖王は人情についてよく知っており、政事を行う方法についても熟知しています。そのために、聖王たちはこのように言いました。「小さな過ちで大きな徳性と品行を隠さないようにしなさい。」また、「小さな過ちは許して、徳性のある賢人を任用しなさい」とも言いました。そして、このようにも言いました。「一人の人間に完璧さを求めて責めてはいけません。」 >> 群書治要三六〇 #明辨 #人情

群書治要三六〇(3-340)

…れる程、痛ましいのです。忠誠と正直さで君主に仕えて、信用と法制で民を治めるのは、仕官している者の責任です。しかしながら、今の官員の多くは媚びへつらうことで上司におもねり、私利のために法制を弄びます。官職を得られないはずなのに、官位についてしまった者たちはそれらの悪人を崇めるようになるが、これは善行が滅ぼされて、動乱が起こる禍の元になります。これら五つのやり方は、見かけでは賢明な才能があるように見えても、実は道徳をひどく損なってしまいます。 >> 群書治要三六〇 #明辨 #邪正

群書治要三六〇(3-339)

…の道を言えないが、身体では聖賢の道を実行できる者は、国を盛り上げる大いなる器です(君主の治国を補佐できます)。口では聖賢の道を言えるが、身体では聖賢の道を実行できない者は、国に使われる器です(君主はその言葉を参考にして執政できます)。口先は善いことを言いながら、実は悪事ばかりを働いているのは、国に害をなす妖異です。国をよく治める聖明な君主は、国の宝を尊敬し、国の大いなる器を愛護し、国を支える器を使いこなすが、国の妖異については粛清します。 >> 群書治要三六〇 #明辨 #邪正

群書治要三六〇(3-338)

…ます。義に適っているのであれば実行するが、義に適っていなければ実行しません。そのために、聖人のする仕事は、往々にして非常に貴重なことです。卑しい者は事を進める時、それが公理と正義に適っているかどうかを考察せずに、実行性についても考えません。義に適っていなくてもするし、実行してはいけないことでも引き受けてしまいます。そのために、卑しい者のする仕事に信頼できるものはありません。ゆえに、「何でもかんでも、無理に必ずすることは、信頼できません。」 >> 群書治要三六〇 #明辨 #邪正